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お金と幸福の関係

若い世代を中心に、忙しく働いてお金をバリバリ稼ぐのがいいって風潮も徐々に薄れつつあるけど、上の世代はまだまだ稼いでこそ正義って風潮が強い気がします。

もちろん仕事が楽しくて、そのフィードバックとして金銭があるだけってならいいと思うけど、もしそうなら趣味に生きる人を批判するのはおかしい。

こういう場合、モラハラ的な価値観の押し付けか、苦労している自分と同じ水準に引きずり下ろしたいか、お金を稼ぐこと自体に意味を見出してるかのどれか。

やや脱線しましたが、今回は筆者の好きなトピックではあるものの効率とかとは関係ないお金にまつわる雑談的なお話です。

お金を稼ぐと幸せになるという幻想

お金がある方が幸せになれるって思いますか?

もちろん健康で文化的な最低限度の生活を送れる程度のお金ならある前提ですが、それ以上はお金が増えるに従って幸福度が上がるとは言えません。

けど、多くの人がお金で幸せになれると思ってます。
ある研究で年収の高い人の幸福度を高く見積もる一方、年収の低い人の幸福を低く見る傾向が発見されました。

ただこの見立ては間違いで、年収とは無関係に実感の幸福度を測った場合、高い年収の人は先の推計より低く、逆に低い年収の人は先の推計より高くなりました。

お金が増えることで得る幸せ

お金が幸福に結びついてる多くの人からすれば、この結果は納得しにくいものだと思います。

もちろん多くのお金があれば、高級レストランで食事ができるし、ビジネスクラスで旅行もできる。

高級車を何台も所有して、大豪邸に住むこともできます。
まさに世間が羨む(妬む)生活です。

物質主義で言うなら幸せかもしれないけど、まずこれが本当に幸せを感じることかっていうのが1つ。

物質で得られる幸福は限定的

まず高級車に乗ったり、豪邸に住むことで部分的に幸福度が向上することは確かです。

それはどんな場合かというと、自分の車や自宅について考えさせた上で、その満足度を聞いたとき。

しかし自分が恵まれているモノを事前に意識させること(プライミング)なく、人生(生活)全体の幸福度を漠然と聞くと、有意な差は見られないのです。

買った当初だけは意識の中心にあるので、幸福度も上昇します。
しかし物質は劣化するもの。愛着も薄れていきます。

自分の乗っている車や、住んでいる自宅のことを日頃から考え続けて幸せに浸り続けることはないのは考えてみれば当然です。

物質主義の良し悪し

とはいえモノの消費にお金を使うことが問題かといえば、すべてがそうとは限りません。

フィギュア収集が趣味の人もいれば服が好きな人もいます。
モノの消費に傾倒していても彼らは彼らなりに幸せでしょう。

では何が違うのか?
モノを手段として、自分の価値や目標を達成するために使うというのは良い物質主義であるとされています。

一方で悪い物質主義はモノを使って社会的地位を上げようとしたり、羨望を集めるために利用するものです。

先の例で言えば、オタク仲間に自慢することや、ブランド物で金持ちアピールすることを目指しているなら悪い物質主義ということになり、幸福にはなりません。

お金を得ることで失う幸せ

さらに、お金で得られる価値を幸せに結びつけると、ささやかな幸せを失います。

家族とテレビを観たり、公園で散歩したりと、お金を使わないし、お金で手に入らないプライスレスなことから幸せを感じにくくなってしまうのです。

金持ちが金儲けを辞めない理由の一端はここにあると言えます。
つまり、お金と幸せが結びついてしまうと、より高い幸せのためにはより多くのお金を得る以外に手段がなくなってしまうということです。

まとめ

お金と幸せの関係についてでした。

お金を稼ぐことで幸せになれるって考えを持たないようにできる人はほとんどいません。

でもお金で幸せになれるかどうかは本人の価値観次第。
お金を使ってできることに幸せを見出すか、そうじゃないことに幸せを見出すか。

ただ個人的には後者じゃないと辛い。
前者の場合、他者からの羨望っていう承認がないと自分の価値観を維持できない上に、稼ぎを増やし続けなきゃ満足できない終わりない道を歩き続けることになるから。

余談ですが、幸福の概念は様々なはずなのにお金とセットにして論じられることが非常に多い。

「時間があると幸せか?」とか「友達が多いと幸せか?」って話はほとんどないんですよね?
それだけ多くの人が幸せ=お金と考えてるというところでしょうか?
てなとこで。

参考文献

エリザベス・ダン/マイケル・ノートン(著) 角川書店