不安がもたらす大きな問題|ムダな感情を捨てる3つの方法

不安とか悩みがない人は多分いないでしょう。
仕事、試験、人間関係、将来などなど、不安の対象たりうるものは枚挙に暇なし。
でもこの不安って無意味なことが多い上に、あまりに多いと日常生活に支障をきたすもの。
なので、なるべく不安を減らすように対策することが重要です。
そんなとこで今回は、不安のお話です。手軽な方法なので、すぐにでも取り入れられ、不安を払拭していけるようになります。
認知負荷の高さ
不安の一番の問題点は認知負荷が高く、日常の思考とか自制心に影響を及ぼすこと。
認知リソースについては別の記事で詳しく解説しますが、頭の体力に相当するもので、思考とか自制心、ストレスそして不安でも消費されるもの。
だから不安が大きすぎると思考力が落ちたりダイエットが難しくなったりイライラしやすくなったりと様々なデメリットがあるのです。
認知リソースは増やしたり、回復することができますが、不安が常態化してるとその分は常に削られるので、いくら回復しても根治にはなりません。
不安は無意味
不安、心配、気掛かりなどは似たような意味で用いられますが、これらに共通するのは未だ起きていない、将来起きる「かもしれない」ことについて期待とも恐怖ともつかない漠然とした状態を指します。
不安などという時は特に悪いことが起きる可能性があるときに使われることが多いけど、どちらにしても不確実なこと。
起きてしまったことにできる限りの対策を施すのは可能だし必要だけど、起きてもいないことに対して予防以上のことは出来ません。
不安の対策
不安をいつまでも気にかけることが無駄だと分かったところで、気にしないためにどんな対策が出来るかを解説します。
書き出す
多忙さとかにも通じますが、とりわけネガティブな物事は過大に評価する傾向が強いので、それが無限に感じることもあります。
なので、そういうことは書き出して可視化すると、有限であることが分かり、落ち着いて対策を検討しやすくなります。
だからまず気掛かりなことは紙でもEvernoteでもいいから書き出します。(ぼくはEvernoteに「不安リスト」を作ってます。)
そして今対策しても防げるか分からないことは無視。
対策でどうにかできることはすぐさま対策を講じます。
マイナスを無くすための消費という話を別ページで解説していますが、それに近い発想で、お金で解決できるならコスパのいい消費になり得るものです。
これ以上はできることが無いって状態にする、そしてもうできることが無いなら無視という流れです。
チェックポイント
遥か彼方、かなり遠い将来のことだと可視化しても不安は取り除きにくいです。
そういう時はそのゴールまでの間に細かくチェックポイントを設けます。
高い山に登るとき、「麓から山頂まで10時間です。」とだけ言われると果てしなく感じて心が折れやすいです。
でも「分岐まで30分」「次の小屋まで1時間」と区切ると現実的な目標ができて、それを辿ってる内に10時間の道のりを踏破できてしまうものです。
気掛かりなことや遠い目標があるならプロセス、できることを細かく区切って達成具合を確認できるようにすると不安が漠然としなくて和らぎやすくなります。
山頂を見ないという方法も
アドラー心理学の考え方では、不安があるのは今に集中していないからです。
起きていない未来と現在の間には繋がりがないのに、先のことに囚われてるというのは今を片手間に生きてるともとれます。
不安に苛まれてる状態は、スポットライトを遠くから当てて自分を中心に周囲(過去と未来)がうっすら見えている(ような気がしている)状態です。
今の自分への集中度合いが分散し、かつ不確実ながら先のことが見えてしまうから余計なことを考えてしまうということ。
そうではなく、今自分が立ってるところに集中して照射する、「今」だけを思いっきり照らす生き方を奨励します。
チェックポイントを最大限細かくして、一歩先しか見ないような感じ。
そうすれば自ずと不安に思うことはなくなります(見えなくなる)。
その今をどう生きるかと言えば、自分が今思うように生きる。
従う指針は自分の価値観か他者への貢献のみということです。
まとめ
不安についてでした。
不安は認知負荷が高くて日常の思考を圧迫するので、なるべく解消しなければいけません。
その方法として可視化すること、チェックポイントを設けて今との繋がりを明確にすること、そして逆に全く見ないという方法を紹介しました。
最後に紹介したアドラー心理学の考え方は吸収するまで年齢の半分の期間を要するとも言われてるので難しいかもしれません。
いずれにせよ自分にフィットする方法、簡単にできるところからでも始めてみることをオススメします。
てなとこで。
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