【楽天経済圏が復活!?】楽天証券で投信クレカ積立のポイント還元率がアップ

楽天グループと言えば、楽天市場・楽天モバイル・楽天ポイントとサービス改悪が続いてる印象が強いと思います。
節約家・ポイ活民からの評判は地の底・地下帝国まで落ちたことでしょう。

こう見ると「天」って文字が何だか切なく見えてくるね

そんな改悪の嵐の中で、珍しく改善が発表されました。
それが楽天証券における投資信託のクレカ積立ポイント還元率のアップです。

これでギリギリ地上に這い出せそうだね

この改善が一日外出券にならないことを祈るばかり

このページでは今回の楽天証券の改善ニュースについて解説します。

このページでわかること

・楽天証券のこれまでの改悪の経緯
・今回の改善のポイント
・これからの改善に期待すること

1 楽天証券の改悪の歴史

歴史と言うほどのものでもありませんが、まずは今回の改善に至るまでの改悪の経緯をおさらいします。

【投信クレカ積立とは?】
投資信託の積立購入にクレジットカードを利用することで、購入額に応じたポイント還元が受けられるサービス

今でこそ当たり前になりつつあるけど、冷静に考えるとだいぶブッ飛んだサービスだよね

このブッ飛んだサービスの先駆者こそが楽天証券なんだよね

サービスの開始当初は何と還元率が1%でした。
月の上限額が5万円なので、満額の投資を続けることで年間6000ポイントもの還元が受けられる計算です。

1-1 投信クレカ積立の還元率が改悪

しかしこの高い還元率も長くは続きません。
2022年9月買付分からは代行手数料に応じる形で還元率が変更されてしまいます。

改悪も先駆けちゃうストロングスタイルね

2022年9月以降の還元率は以下のとおりです。

・代行手数料が0.4%未満のファンド : 還元率0.2%
・代行手数料が0.4%以上のファンド : 還元率1.0%

全世界株式やS&P500などの指数に連動するインデックスファンドはいずれも低コストファンドに該当するので、かなりの投資家がこの改悪の煽りを受けたはずです。
これらに満額投資したとしても年間で1200ポイントしか還元が受けられない計算になります。

代行手数料が0.4%以上のファンドの還元率は据え置きです。
ただ1.0%還元を受けるために投資する価値はないと個人的には思います。
理由は以下のとおりです。

・投資信託としては異常にコストが高い
・信託報酬は継続的なコスト
・運用成績が低コストファンドに劣る

「代行手数料=信託報酬」ではなく、信託報酬のうち販売会社(楽天証券)が受け取る部分のことです。
比率はファンドによりますが、おおよそ信託報酬の4割が代行手数料になります。

逆算すると信託報酬1.0%以上ってことか

手数料命の投資信託で1.0%の信託報酬はあり得ないね

しかもポイント還元は購入したその瞬間に一度きりのものですが、信託報酬は持ってる限りかかり続けるコストです。
ポイントでペイできるのは買ったその年だけで、以降は赤字が積み重なっていくことになります。

ちなみに信託報酬0.4%でもちょっと微妙なとこかな

低コストファンドの約4倍だもんね…。

また高コストなファンドはアクティブファンドという、平均以上の成績を目指して積極的な運用を行う投資信託が中心です。
目的だけを見れば魅力的に見えますが、実際のところインデックスファンドに勝てる投資信託はほぼありません。

ちなみに信託報酬0.4%でもちょっと微妙なとこかな

1-2 まだある楽天経済圏の改悪

因みにこのクレカ積立のポイント還元率の他にも投資信託関係の改悪は行われています。
具体的には以下の2つです。

・ハッピープログラムによるポイント付与
・SPUの条件

これら2つは今回メインテーマとなってる改悪に先駆けて、2022年4月から同時に改悪されました。

改悪で始まるって最悪の新年度の幕開けって感じだね

1-2-1 ハッピープログラムの改悪

ハッピープログラムは楽天銀行や楽天証券などの金融系サービスの利用状況に応じて、手数料の優遇やポイントの付与を受けられるサービスです。

楽天証券関係のサービスでは、投資信託の保有額に応じてポイントが付与されるというものがあります。
SBI証券で言うところの投信マイレージ的なものです。

・2022年3月まで : 保有額に応じて毎月ポイントが付与
・2022年4月以降 : 保有額が初めて一定の額に到達する時にポイント付与(1回限り)

しかも貰えるポイント数も雀の涙ほどと来たもんだ

1-2-2 SPU条件の改悪

SPU(スーパーポイントアッププログラム)は楽天サービスを利用することで楽天市場でのポイント還元率がアップするプログラムです。
この中に楽天証券での投資信託の購入という条件があります。

期間条件と恩恵
2022年3月まで投資信託500円以上の買付で楽天市場でのポイント還元率が+1.0%
2022年4月以降投資信託30000円以上の買付で楽天市場の還元率が+0.5%
米国株30000円以上の買付で楽天市場の還元率が+0.5%

もともとの500円以上で1.0%還元という条件が緩すぎた気もしますが、そこからの落差が大きすぎます。
毎月、投資信託と米国株を30000円以上買い付けるのはなかなか高いハードルです。

直近の投信クレカ積立の還元率のイメージが強くて、2022年春の改悪を忘れてた人も多いんじゃないでしょうか?

ヘドニックアダプテーション(快楽適応)のなせる業だね

嫌なことにも徐々に慣れていくってね

こんな感じで改悪が続いてきて印象最悪になってる楽天が改心して今回は改善を発表しました。
次の項目では改善内容を紹介します。

2 投信のクレカ積立の還元率が復活

今回の改善の対象になったのは投資信託のクレカ積立のポイント還元率です。
2023年6月の積立分から低コストファンドでもポイント還元率が最大で1%になります。

去年の9月に改悪して翌年6月に改善ってアップダウン激しいね

まるでメンヘラちゃんの感情のよう

こんなスピード改善に至った理由は想像に難くありません。
恐らく想像以上の資金がライバルのSBI証券やマネックス証券に流出したのでしょう。
具体的な還元率は以下のとおりです。

・楽天(ノーマル)カード:0.5%
・楽天ゴールドカード:0.75%
・楽天プレミアムカード:1%

アップはしたものの完全復活とはいかなかったんだね

楽天カード = 三井住友の一般カード
楽天プレミアムカード = 三井住友のゴールドカード

この中間の選択肢に当たるのが楽天ゴールドカードって感じだね

この対応関係からもSBI証券を強く意識してることが明確ですね。
原点回帰というよりは、SBI証券に合わせることが最大の目的だったんでしょう。

マネックスはOUT of 眼中って感じかな

それ聞いたの中学生以来だよ

繰り返しになりますが、この還元率が適用されるのは2023年6月の積立分からです。
楽天証券の場合は毎月12日までに手続きが完了したものが翌月から適用されるので、最短で始める場合は5月12日までに手続きを完了しましょう。

既に積立してる人は6月分から自動で新しい還元率が適用されるよ

因みに2022年9月の改悪の対象外だった高コストファンドについては据え置きで、カードランクに関係なく1%還元を受けられます。

クレカ積立の還元率よりも先に改悪されたハッピープログラムやSPU条件についてはそのままです。
SBI証券に本気で対抗するならハッピープログラムも見直して欲しいと思います。

投信マイレージはかなりデカイからね

あと楽天キャッシュでの積立もこれまでどおりの上限額・還元率で継続します。

総額10万円の投資まで0.5%以上の還元にできるってわけだ

まとめ

楽天証券の投資信託クレカ積立ポイント還元率アップのニュースについてでした。
改悪続きの楽天グループから珍しく嬉しいニュースの発表になりました。

2022年9月に改悪された低コストファンドの積立時の還元率がカードランクに応じる形でアップします。
サービス開始当初の水準までの完全復活とはなりませんでしたが、SBI証券並みにはなりました。

SBI証券の投信マイレージにも対抗して欲しいところだね

今回の改善で恩恵を受けるのは、あくまで代行手数料が0.4%未満の低コストファンドです。
代行手数料0.4%以上の高コストなゴミファンドに恩恵はありません。

仮に還元率が上がっとしてもダメージの方が大きいから即やめて欲しいとこ

楽天証券は「今回の改善内容は恒久的なものとする」と発表しています。
とは言えこれまでの改悪の嵐から信用できないって人も多いでしょう。

改悪の可能性も含め、楽天経済圏を選択すべきか、他の経済圏を選択すべきかについては別のページで解説します。

また今回の改善の恩恵をフルに受けようとすると楽天プレミアムカードが必要です。
年会費に見合うほどのメリットがあるのかについても解説します。

クレカとキャッシュで合計10万円までポイント還元の対象にしながら投資が可能になりましたが、そもそも5万円も投資できないって人もいるでしょう。
なのでクレカとキャッシュ、これらの決済手段の優先順位についても解説します。

今回の改善の影響は色んなところに波及していて混乱してる人も多いと思います。
情報を整理していくので、自分にとってベストな選択をしてもらえればと思います。
てなとこで。