貧乏人ほど金持ち嫌い|嫌儲思想による負のループ

金持ちを嫌う貧乏人

突然ですが皆さんは金持ちでしょうか?また金持ちは好きでしょうか?

逆にお金稼ぐ方法を考えること、守銭奴の如きケチは浅ましく汚い精神だと思ったりはしていないでしょうか?

お金については他人どころか夫婦間や自分の子どもにすら明け透けには話すべきじゃないって考えの人も多いと思います。

しかしもしこうした考え方をしてるなら皆さんがお金持ちになるのはかなり難しいです。

そんなとこで今回はお金を稼ぎににくくなるマインドセットについてのお話です。

お金が遠退く嫌儲思想とは?

嫌儲思想(またはバイアス)とはお金のにおいを嫌う、お金儲けは汚いことっていう思想のこと。

思想と言うとやや強烈な印象ですが、認識レベルでも十分この範疇です。

これはネットビジネス界隈でよく耳にします。

アフィリエイトブログとかで商品を売りたい欲が出過ぎていたり、YouTubeでチャンネル登録者数を稼ごうって姿勢が見えると何となくいい気がしない、とか。

芸能人が副業ブログで稼いだり、プロデュース業なんか始めたときにも「金の亡者だな」なんて見方をされる、とか。

本業のビジネスで正攻法に則っててもバリバリ稼いでるだけで「そんな稼いでどうすんの?」と言われることもあります。

これら全て嫌儲思想(バイアス)が働いた結果です。

嫌儲思想=貧乏根性

この思想を持っている人は思想自体に人生の脚を引っ張られている可能性が高いです。

お金との向き合い方と稼ぎの関係を追跡調査した研究によれば、嫌儲思想を持ってる人が一番お金を稼ぎにくいという結果になっています。

「お金は汚いなんて誰でも思ってることでしょ」と思うかもしれませんが、意外とそうでもないんです。

起業家や大企業に勤める、実際にお金を稼ぐポストにつく人は以下のような思想を持っていました。

・お金は万能

・お金があれば何でも叶えられる、手に入らないモノはない

・お金を稼ぐことは生きていく上で必要なこと

普段の会話でここまでハッキリ言う人は少ないと思いますが、稼ぐ人はお金の絶対的な力を信じている傾向があるようです。

これを聞いて「お金にしがみついてまで稼ぎたいなんてみっともない」とさらに身を固くしたあなた、そのままだと貧乏ですよ。

鶏と卵問題

この研究を見て気付いた人もいるかもしれませんが、因果関係はハッキリしていません。

「自分はお金を稼げない」と思っている人が、嫌儲バイアスを持ちやすいとも考えられるからです。

人間の心理には合理化というバリア機能が備わっています。

これは叶わない理想、手に入らないものに対してそうしなくていい最もらしい理由をでっち上げるシステムで、こうすることでストレスから精神を守るのです。

しかし嫌儲思想が先で、貧乏が後に来ると考えられる根拠もあります。

それが認知不協和というものです。

自分の意識と身体を一致させようとする働きのことで、意識に反する行動を取りにくくなるというもの。

嫌儲思想でお金嫌いを表明した以上、心に逆らって積極的にお金を稼ごうと行動することは困難になります。

先進国では大した努力をしなくてもそれなりの収入は得られるので、稼ぐこと自体はそこまで難しくないと勘違いしがちです。

しかし大きなお金を稼ぐとなると尋常ではない努力が必要なので、意識に引っ張られながら生半可な努力をしたくらいでは確実に実りません。

日本人は嫌儲思想が多い

この思想が顕著に現れるのが有名人の不祥事の時。

・芸能人の不倫

・大企業の脱税や偽装

・政治家の失言

こんなお金持ちのウィークポイントが表に出ようものなら、再起不可能になるほど徹底的に攻める輩がかなりの数出現します。

個人的に恨みがあるのかな?とか思うレベル

本人たちがしたことはもちろん配慮すべきことだろうけど、そこまで完膚なきまでに叩き潰すほどのことではありません。

叩いてる人たちはたいてい1ミリも被害を受けてないしね

なぜこんなに過剰になるかと言えば、理由はシンプルです。

儲けてる奴を引きずり下ろすチャンスだってやっかみ根性があるからに過ぎません。

嫉妬には良性と悪性の2種類がありますが、この場合の嫉妬は悪性です。

悔しさをバネに自分が高みに登るのではなく、上にいる人間を自分と同じレベルに引きずり下ろそうという魂胆。

シャーデンフロイデ(=他人の不幸は蜜の味)と言った方が分かりやすいかもしれません。

嫌儲思想が蔓延すると国力が落ちる

嫌儲思想を持ってる人が貧乏になるだけならただの自滅なので何も問題はありません。

しかしこれを放っておくことは害悪が非常に大きいと言えます。

というのも自分だけじゃなくて成功者の脚も引っ張るという大問題があるからです。

この思想を持つ人はお金を稼いでる富裕層が自分たちのレベルまで落ちてくることで相対的な満足を作り出そうとします。

そこに追いついて絶対的な満足を得たいって負けず嫌い精神ならポジティブで健全なのに、これではみんな貧乏になってしまいます。

そうなったら国際的に競合できる国ではなくなりますよね。

稼いでもやっかみで粗捜しをされて引きずり降ろされるって思ったら有能な人は日本に来ないし出ていくはずです。

きっと経済が悪くなれば、嫌儲思想を自省することなく今度は政治家を責めるんだろうけど。

ちなみに他責の癖もまた貧乏になる素養と言えます。

そのことについては別のページで解説してるので、興味のある人は参考にしてください。

やっぱりニュースは観ないべき

先の不祥事の例ではメディアにも罪があります。

炎上してくれるほど週刊誌が売れて儲かるから、叩ける部分を盛大にクローズアップして怒りを煽っています。

でもちょっとの種火でも全焼レベルまで燃え上がらせるのはやっぱり嫌儲思想というぼくたちが心に持つ油があるからでしょう。

メディアの戦略は分かっていても向こうもプロ、巧みに感情を扇動してくるから抑えるのは簡単じゃありません。

やはり自制心に期待するよりも最初からニュースは観ないに越したことはないという結論に行き着くわけです。

このニュース・新聞不要論の考えについて詳しくは別のページで解説しています。

準備中

嫌儲思想を打破するには

自分の中の嫌儲思想を自覚した人は「ずっと貧乏なんだ」と絶望的になっているかもしれません。

ただこういったバイアスは人間心理の癖みたいなもので、誰しも少なからず持ってしまうものです。

時々顔を出しても「お金万能思想」を受け入れて常日頃から心に持っていれば汚染されにくくなるはずです。

まずは嫌儲思想が強いならそれに自覚的になることが大事。

そしてそれを回避しようと心掛けること。

成功者に対しては素直に認め、称賛し、近くでその成功のエッセンス、根幹のスキームを見抜くことを目指しましょう。

それを潰すのではなく、どうやったらより良いものになるかを考えるとアイデアに繋がりやすくなります。

成功者とわれわれ凡人の間の違いを分析してみましょう。

「運が良かっただけだ!」って結論は思考の放棄で最悪のゴールだからね

まとめ

嫌儲思想(バイアス)についてでした。

お金儲けを汚いことと考えてしまう思考の癖です。

自分が貧乏になるだけでなく、マクロで見て国全体としても良くない結果を招いてしまいかねません。

非常に罪深く、かつ全く生産性のない思考です。

ついでに「お金を儲けてる奴は何か悪いことをしてるに違いない」って思ってる人は詐欺にも引っかかりやすくなります

どう見ても怪しい投資詐欺に引っかかるのは「投資は怪しいもの」思想を持ってるからというわけ。

今の生活からは抜け出せないって閉塞感を抱えてる人ほど、嫌儲バイアスに陥る可能性が高くなります。

「これ以上自分は上がれないから周りを下げてやる」といった思考回路になりやすいからです。

今やスマホ1台あればいくらでもビジネスができる時代。

成功者のスキームを分析したらすぐ行動に移せばいい。行動すれば好循環が回り出すでしょう。

てなとこで。