ロボット掃除機の選び方|IoTならではの応用機能

前回に引き続きロボット掃除機の機能にどんなものがあるか、活躍するシチュエーションとともに紹介します。

ほんとに多いから次回まで引っ張ります(次は本当に最後です笑)。

サイズ

掃除の徹底

実物を電器店で見たことが無い人向けに言っておくと、思ってるよりロボット掃除機はデカい

サイズを知ってから改めて自分の部屋を見渡すとロボット掃除機が掃除しにくそうな箇所が目に付きます。

テーブル、ソファ、オットマンとか脚の短い家具の下に入れるか脚の間隔が狭い家具の下に入れるかってこと。

また高さに目がいきがちだけど、幅も意外とネック
脚の間隔が狭い椅子とかがあるなら、直径、横幅とかのサイズも考慮しないと結構掃除できません。
全域を掃除できるように小型のものを選ぶのも1つ。

ただサイズが小さくなると安価になる傾向があるけど、同時に機能も一緒に落ちるから、後で紹介する機能をとるか掃除範囲をとるかのトレードオフです。

持ち運び

当たり前だけど、ロボット掃除機は階段を上がれません。

だから家にフロアが複数階ある場合は自分で持って上がることになります。

その時あまり大きくて重いモデルだと上げ下げがちょっとした負担になるからなるべく軽い方がいいでしょう。

男性からすれば2㎏と3㎏の違いなんて大したことないけど、女性からするとその差は大きいんですよ。

ただ次回紹介するマッピング機能とも関係するけど、複数フロアで効率的に掃除できる機能を持ったモデルは少なくかつ高価。

上階の効率は無視して安いモデル1つでやるか、マルチフロア機能のあるものを買って各階効率的に掃除する(持って上がる手間はある)か、高いモデルの半値で2台買って各階に設置するか、この辺は個人の価値観(と経済力)におまかせ。

拭き掃除

フローリングにはありがたい機能です。

全面カーペットの家だと要らない機能だけど、フローリングの場合は吸引掃除だけだと粒子の細かい汚れまでは落ちにくくて何となくザラザラした感覚が残ったり、裸足で歩いた後の皮脂のベタベタ感までは取れません。
そういう時に拭き掃除機能はありがたいです。

拭き方

乾拭きのみ水拭きとがあって、水拭きは水量を自動で調整しながら掃除してくれるモデルもあります。

拭き分け(検知機能)

ただしカーペット検知機能がついてるものにしないと、水拭きされてビショビショになるから注意が必要です。
畳はどうなるのかは…不明(聞いてみてください)。

吸引式の掃除と違ってクイックルワイパーみたいなモップシートを底面に付けて掃除するからランニングコストがかかるのが難点。雑巾掛けまで代わってもらう贅沢分のコストと捉えるか、そこは自分でやるか。

拭き掃除単体のモデルと、吸引と拭き掃除が一体になったモデルとがあります。
色んなロボットが行き交うごみごみ感が嫌なら一体型の方が場所を取らないしいいかもしれません。

自動充電・自動再開

ロボット掃除機は充電で動くから、掃除中に電池が切れたら行き倒れになってしまいます。

自分で何でもかんでもやってくれるかというと全てのモデルがそうとは限らず、電池が少なくなってきたら自動でドックに戻って充電するのは上位モデルの機能です。
充電完了したら掃除を再開するのはさらにさらに上位の機能。

これまた次回紹介するマッピング機能とも関係するけど、充電前に自分がどこまでやったかを把握して、その続きから始めるのはさらにさらに上位の機能。

バッテリー容量

自動で充電して再開する機能が全てのモデルについてるわけじゃないってことは、1回の充電でどれだけの時間(範囲)を掃除できるかっていうバッテリー容量も重要になります。

まずバッテリーに使われてる電池が大きく2種類あってリチウムイオン電池とニッケル水素電池。
前者はスマホとかでも使われてて馴染みのある電池で、電池持ちだけじゃなくて耐用年数で見ても後者に比べて優秀。

バッテリーも永久に使えるわけじゃなくて交換が必要になる点ではランニングコストなので、それも含めてリチウムイオン電池を使用したモデルの方がいいです。

最近ではほとんど見かけることも少なくなったニッケル水素電池だけど、安価なモデルのロボット掃除機には搭載されてることがあるから要注意(エコバックスの下位モデルなど)。

つづく…。(次が最後です)