自然で快適な起き方|光目覚ましの選び方とオススメ商品

爆音で起きる目覚ましは身体にとって不自然で、光を使って起きるのが最適と解説しました。

光目覚まし時計は「マツコの知らない世界」などメディアで紹介されて以降、人気を集めつつある商品です。

今ではネットショッピングサイトに光目覚まし時計に類する商品が山ほどあります。

このページでわかること

・光目覚まし時計を選ぶ際のポイント

・光目覚まし時計のオススメ商品

1 光目覚まし時計は自然に近い

爆音のアラームは敵に襲われた状態に近く、不完全でストレスフルな目覚めになります。

日の出から徐々に明るくなっていくのに合わせて眠りが浅くなり、起きるのが自然な形です。

朝日の中で起きる気持ちよさは誰もが体験したことがあるでしょう。

カーテンロボットって手もあるよね?

実際に日の光を浴びて起きるのがベストなので、カーテンロボットも有効な手段です。

しかし日当たりや日の出のタイミングなどの課題もあります。

そういった条件に左右されずに、毎朝起きられる点で光目覚まし時計は非常に優れものです。

時間になった時に一気に強い光を照射するのではなく、日の出と同様に少しずつ明るくなってきます。

いきなり眠りを妨げられるんじゃなく、起きたい時間に向かってゆっくり眠りを浅くするのです。

自然の日の出に近く大きなアラームも要らなくなるので、強いストレスを感じることなく起きられます。

アラームが鳴る前に目が覚めたりもするくらい!

けたたましいアラームに叩き起こされることなく、スッと起きられる生活はとても気持ちいいです。

2 光目覚まし時計を選ぶポイント

光目覚まし時計は非常に多くの商品がリリースされていますが、何でもいいわけではありません。

選ぶに当たっていくつかポイントがあるので、それについて解説します。

安いものからかなり高いものまで幅広くありますが、効果のあるモノはそれなりの値段です。

2-1 照度

光目覚まし時計において照度は最も重要なポイントです。

太陽の光は心地良く感じますが、思ってる以上にかなりの照度があり、だからこそ目覚めることができます。

一方で明るく感じるオフィス照明は意外と照度がありません。ただ部屋の電気を点けるだけじゃ不十分なのです。

照度が弱ければ眠りを浅くしたり目覚めたりするには不十分で、結局アラームで不快な目覚めをすることに。

10,000ルクス前後を確保できるものを選ぶようにしましょう。

2-2 照射範囲

また照射範囲も重要なポイントです。

ライト自体の照度は10,000ルクスを越えているが、照射できる範囲が狭いものが多いです。

範囲が狭いと、ライトを顔のすぐそばに置けば十分な照度だが、離れると明るさが足りません。

例え顔の前に置いたとしても寝相などの問題でズレる可能性が大です。

どんな寝姿勢や位置関係であっても起きるのに十分な光が顔に届くものがベスト。

照度に気を配る人は多いですが、照射範囲まで意識できてる人は少ないので注意しましょう。

顔の位置で最低でも2,500ルクスは届くようなモノならOKかな !

2-3 大きさ

ベッドサイドに置くものなのであまり大きいものは邪魔になってしまいます。

インテリア的にもあまりに巨大な照明は邪魔かもしれません。

ベッドサイドにテーブルさえあれば小型のものでも顔に直接照射することができます。

自分だけに届くようにしたい場合にはピンポイントで狙える小型のものの方がいいでしょう。

ただし小さいモノは電球が少なく、照度や照射範囲が足りない場合もあります。

またベッドテーブルなどが無い場合は高さが必要なので、そういう人は大きいモノを買うしかありません。

2-4 価格

やはり価格もポイントです。

安価なものからかなり高価なものまで様々リリースされています。

高ければいいというわけではないですが、安価なものは照度や機能が十分ではないものが多いです。

試しに買ってみるっていうのもナシではありませんが、効果は薄い可能性が高いと覚悟しときましょう。

目覚ましとしては使えなくても玄関照明など、転用は出来るので即ゴミにはなりませんが…。

賢い消費という観点では性能が足りすぎずかといってムダに値段が高くなく、といったラインを狙いましょう。

2-5 オプション機能

基本は目覚まし時計なので、起床を促すために光以外にも様々な機能を備えた商品があります。

スヌーズ機能や明滅機能、音との連動など、別にアラーム式の目覚まし時計を置く必要がないものも。

その他、スマホと接続して設定やコントロールなどができるIoT対応の機種などもあります。

補助的な機能なので、どこまで重視するかは好みの問題で優先順位はそこまで高くはないです。

スマホのアプリとかも使えるしね!

3 光目覚まし時計のオススメ商品

最後に選び方のポイントを踏まえてオススメの光目覚まし時計を3つ紹介します。

サイズ、機能などそれぞれのタイプから紹介するので、自分の環境に合ったものを検討してみてください。

3-1 moonmoon inti4s

最初に紹介するのはmoonmoonのinti4sです。

「マツコの知らない世界」をはじめとして数多くのメディアで紹介されたことで有名になった商品です。

化粧品のコンパクトのような形の目覚まし時計で、サイドテーブルなどに置いて使うタイプ。

様々なネットショッピングサイトの光目覚まし部門で1位を獲得してる有力商品です。

3-1-1 照度

光目覚まし時計の中ではかなり明るい20,000ルクスという強い照度を誇っています。

これは朝日を外で見た時の10,000ルクスの倍なので、かなり明るいです。

3-1-2 照射範囲

顔から20㎝程度離して使った場合に顔に届く光が3,300ルクス以上と、範囲と強度も十分です。

かなり明るく感じるコンビニの証明でも1,500ルクスなので、起きるには十分なレベルでしょう。

3-1-3 大きさ

サイズは12×15×2.7㎝で300gと比較的コンパクトな商品です。

ベッドサイドに置いてもあまり邪魔になりません。

泊りがけの出張などがある人でも、そんなに荷物にならないので、外出先でも変わらず使えるのもポイント。

照射口もそこまで大きくないので、家族を起こさずに自分だけ起きるのも可能です。

ただ逆サイドを向いて寝てしまった場合、光っても気が付かない可能性があるのがデメリット。

3-1-4 価格

価格は23,000円程度でやや高価ですが、照度を確保できる光目覚ましの中では中間的な価格帯です。

3-1-5 機能面

大音量のアラーム音も備えているので、光だけで目覚めるのが心配という人は併用が可能です。

またチカチカと光るサンダースヌーズ機能もあるので、その点滅が目覚めをサポートしてくれます。

アプリを使ってスマホでの設定ができ、睡眠の質などを同時に計測することも可能。

また逆を向いて寝てしまう場合の対策として壁掛けができるのも優れたポイントです。

ベッド傍の壁にかければ真上から照射できるので、枕に顔をうずめてない限り光が届きます。

電源はコンセント。充電できないのはちょっとしたデメリットです。

3-2 Blight Up Clock

次に紹介するのはBlight Up Clockという光目覚まし時計です。

一般的なデジタルの目覚まし時計の上に蛍光灯が2本ついたような縦型の目覚まし時計。

1点照射のLEDではなく広範囲に照射する蛍光灯を使っているというのがポイントです。

3-2-1 照度・照射範囲

10㎝の地点で11,500ルクス、30㎝離しても3,000ルクスと起床には十分な照度を誇ります。

蛍光灯+すりガラスで照射範囲が広いので、4m先まで照らせるという触れ込みです。

反対を向いて寝ていても、回り込んだ光で十分明るさを感じられます。

ただ逆に同じ部屋で寝てる人にも光が及ぶので、個人用として使うには照射範囲が広すぎるかもしれません。

3-2-2 スペース

53.5×13.5×11㎝と大きいですが、重量は1.52㎏と軽め。

コンパクトとは程遠いですが、ベッドサイドのテーブルなどがない場合、床に直置きできます。

持ち運びはまず出来ないので外出先などで使うことは出来ないことがややデメリット。

また縦長の形状は寝相が悪くパンチしてしまった時に倒して壊れるリスクもあります。

滑り防止の4点脚やマットも付属しますが、地震などの時にもちょっと不安ですね。

3-2-3 価格

価格は既に紹介したinti4sと同等で、20,000円ちょっとです。

効果のあるそれなりの照度がある光目覚まし時計の相場とも言えます。

3-2-4 機能面

こちらの光目覚まし時計の特徴的な機能はプリウェイク機能です。

セットした起床時間の90分前に短い間点灯して、眠りを浅くしてくれます。

そうすることでレム睡眠を誘発し、90分後に置きやすいリズムを作るのです。

徐々に明るくしていく機能は他社製品にもありますが、90分サイクルを意識した機能はこれだけ。

3-3 Philips Hue

最後に紹介するのがPhilipsのHue(ヒュー)というライトです。

見た目はタダの電球ですが、Wi-Fi経由でスマホと連携でき、目覚まし時計もあるライト。

環境の設定が必要ですが、単価が安く追加で電球を購入しても、これまでの2商品と同等か安く上がります。

3-3-1 照度

照度の記載はありませんが、最大800ルーメンと記載はあります。

メーカーのHPには600ルクス程度と記載がありますが、実際はもう少し強く感じます。

個人的には電球1つで起きるのには十分ですが、買い足せばかなり強力です。

3-3-2 スペース

e26の口金を使う電球なので、ベッドサイドの間接照明や部屋のライトに変えれば、実質ノースペースです。

アームの角度が調整できるスタンドに設置すれば、顔を狙ってライトを設置できます。

万が一起床に使えなくても、インテリアを邪魔せず機能的な照明に転用できるのもメリットです。

3-3-3 価格

価格はこれまで紹介したものの中で最もリーズナブルで電球1つは3,000円~です。

これくらいなら明るさが足りなかった時に買い足していくにも、懐はそんなに痛みません。

ただしWi-Fiと接続するためのブリッジ(ハブみたいなもの)は別売り6,000円くらいなので要注意です。

3-3-4 機能面

Philipsの電球は色んな種類が発売されてるので、間違えないようにしましょう。

今回オススメしてるのはPhilips Hueのホワイトグラデーションってものです。

色をコントロールできるだけの電球などもあり、目覚まし機能はついてないので注意しましょう。

Wi-Fi接続をするので、外出先から電気を点けたり消したり、またタイマーで消灯したりも可能です。

電気を消し忘れても外出先から確認して消せるのもかなり便利!

防犯面だけでなく、家に帰った時に真っ暗じゃないのは温かみがあって一人暮らしにはありがたい。

アラームをかける機能はないので、睡眠トラッキングができる目覚ましアプリとの併用がオススメです。

基本セット ライト2つとブリッジ(楽天はスイッチが付くのでやや高い模様…)

電球1つから試したいって人はこちらから。

こちらの場合はAmazonで買うのが一番オトクそうですね。

ちなみにブリッジと形がよく似たモーションセンサーがあるので間違えないよう注意してください。

まとめ

自然な目覚めに役立つ光目覚まし時計の紹介でした。

爆音のアラームは寝込みを急に襲われたのと同じストレスで、1日のコンディションは最悪になります。

しかし光を浴びて徐々に眠りを浅くしていけば、アラーム音は小さくても十分です。

むしろアラームなど無くても起きられることすらあります。

光で起きることの健康や起床への影響が認知され始めたので、商品も様々なものがあります。

安価なものもありますが、その全てに紹介したような効果があるわけではありません。

ある程度の照度が無ければ眠りを浅くする効果は薄く、結局アラームで起きることになります。

環境や使い方などを考慮して自分にとってベストな商品を選んでください。

ただ注意が必要なのは、爽やかな起床は睡眠の質あってのものだってことです。

よく寝れてもないのに光さえ差せばスッキリ起きられるなんてことはあり得ません。

睡眠の質もしっかり整えた上で起き方の工夫をしていきましょう。

てなとこで。