ダラダラ過ごしても疲れは取れない|本当に効果的な休息法8選
皆さんは日頃しっかり休めているでしょうか?
休むと言うとテレビを見たり、ゴロゴロしたりといった休息の方法を想像する人が多いかもしれません。
しかし効果的に休まなければ時間のムダになるどころか、逆に疲れてしまう可能性すらあります。
このページでは、効果的な休息法としてオススメの手段について解説します。
ここで紹介する方法は以下の8点です。
順番に解説していきます。
①ブレインダンプ ②運動 ③無意識 ④目のケア ⑤自然に触れる ⑥昼寝 ⑦入浴 ⑧音楽鑑賞
1 ブレインダンプ
せっかく家に帰ってゆったりリラックスタイムを送ろうと思ってたのに、仕事のことが頭から離れず気が休まらなかったという経験はないでしょうか?
こういうのが嫌で仕事をやり残したまま帰れないという人も多いようです。
しかしブレインダンプさえ習慣にすれば、仕事のキリをよくするためというムダな残業をすることもなくなります。
思いっきりアフターファイブや余暇、レジャーを楽しむための基礎になる非常に重要なテクニックです。
何とも複雑そうなテクニックに思えますが、実はやることは非常にシンプルで、ただ次の仕事でやることを書き出すだけです。
書き出すのは紙のメモでも電子メモでも何でも構いません。
このように書き出すと、そこに書いてあるという安心感から脳が覚えておく必要が無いと認識して忘れることができ、しっかり休息できるのです。
メモしておくことでTo Doリストも兼ねられるので、「何するんだっけ?」と考える必要もなく出だしも好調になります。
因みにこれは仕事などのタスクに限らず、日頃の心配や悩み事、不安などにも有効です。
小さな取組ですが、効果の大きい手法なのでぜひ取り入れてみてください。
2 運動
ブレインダンプの次にオススメするのは運動です。
疲れている時にはなるべく動きたくないと思う人も多いでしょう。
しかし実際には疲れた時ほど体を動かした方が良いのです。
身体を動かすことで疲労を回復するという考え方をアクティブレストと言います。
休憩の仕方による回復効果を計る研究では、「休憩なし」や「ボーっとする」を押さえて運動が最も効果的でした。
運動によって疲労回復が進むのは、酸素供給や血行、リンパの流れが改善するからと考えられます。
また休息の代表格でもある睡眠の質に運動が与える影響も非常に大きいです。
リズミカルな運動は睡眠の質に重要な影響を及ぼすセロトニンの分泌を活性化します。
また睡眠を妨げるストレスへの耐性も運動によってアップすると言われています。
運動によって疲労した筋肉に蓄積される乳酸もまた睡眠の質のアップに大事な要素です。
これらの効果を得るためにハードでキツイ運動をする必要はありません。
それよりも、手軽で日常の習慣にするのに苦の無いものであることの方が圧倒的に重要です。
3 ボーっとする時間も大事
際限なく続けてしまう受動的なダラダラ時間は良い回復方法にはなりません。
しかし能動的にボーっとする時間を設けることは休息法として非常に重要です。
プレゼンなどの緊張が解けた後にドッと疲れを感じることがありますが、これは身体の疲労ではありません。
緊張やストレスで生じた脳の疲れを身体の疲れのように感じているのです。
つまり脳を酷使し過ぎると大きな疲れを感じることになってしまいます。
現代人は非常に多くの情報に晒されていて、大小さまざま膨大な量の判断を下しています。
つまり情報の流れを止めて脳を休ませなければ疲労感が蓄積してしまうということです。
副業や勉強、読書など意識高く時間を有効活用して生きている人ほど休むのが苦手な傾向にあります。
休まず動き、学び続けるというとストイックで良いイメージがありますが、実際には脳の疲労と処理効率の低下が起きるので逆効果です。
短時間で良いので情報を入れるのを止めて、脳内を整理させる時間をちょこちょこ与えてあげるようにしましょう。
4 目を休める
脳の疲労が身体の疲労を作るという点で、情報の遮断と同じくらい大事になるのが目を休めることです。
人体のほとんどの器官が脊髄を介して脳と繋がっていますが、目だけは脳に直接神経が繋がっています。
危険や脅威を瞬時に察知し行動しなければいけないので、視覚が他の器官より優先されているのも当然です。
そのため目から入ってくる刺激や情報は脳にダイレクトに影響します。
デジタルに囲まれている現代人は、ディスプレイのブルーライトなど目から入ってくる強い刺激によって脳の疲労が非常に大きくなってるはずです。
休息のために単にボーっとするのでも良いですが、なるべく目を閉じて情報を遮断することをオススメします。
また目の疲れを取るために、目の周りを温めるのもオススメです。
専用の市販品をわざわざ買わなくても、濡れタオルをレンチンすることで十分に代用できます。
また目をギュッと閉じて一気にパッと開くストレッチも目の周りの血行促進に効果的です。
一方で眼球を指でマッサージしたりするのはオススメしません。
瞼は非常に薄いので軽く触ってるつもりでも眼球に大きな力がかかり、傷付ける可能性があるからです。
また瞼の皮膚を緩ませてしまい、シワやたるみで目元の印象ダウンにも繋がってしまいます。
5 自然に触れる
あまり認識されていませんが、自然には強いストレス解消効果とリラックス効果があると言われています。
自然が持つ強力な抗酸化力と偉大さの2つがその要因です。
まず抗酸化と言うと食べ物から栄養素を取り入れるというイメージが強いかもしれません。
しかしその本質は電子を体内に取り入れ、体内で暴れ回る不安定なフリーラジカルを安定させることです。
つまり手段はどうあれ、とにかく電子を体内に取り込めればOKということです。
地球は大きな電磁石であり、それと繋がってる自然も同じく電子を帯びています。
その自然に直接触れることで抗酸化する方法をアーシングと言います。
癒しの効果で言うと最も回復効果が高いのは水で、恐らくマイナスイオンも関係しているのでしょう。
同時に自然の壮大さ、偉大さに触れることで畏怖の念を抱き、それが脳内の不安やストレスを緩和するという効果も観測されています。
この自然と運動を組み合わせたグリーンエクササイズは相乗効果が得られるのでオススメです。
このグリーンエクササイズについては以下のページで詳しく解説しています。
身近に自然がある恵まれた環境にない場合、気軽に実践できないと思うかもしれませんが、そういう心配は要りません。
ぜひ試してみてください。
6 昼寝をする
どんなに夜しっかり寝たとしても、徐々に疲れは蓄積していき午後に午前中と同じパフォーマンスを維持することはほぼできません。
午前中で消耗した体力と脳の認知リソースを回復する上で、昼寝は非常に有効です。
午後に疲れを引きずってしまうと、眠気が到来する14時ごろが非常に辛くなり、そこを越えても帰りの電車で寝落ちしてしまう可能性が高くなります。
結構こういう人は多いと思いますが、この中途半端なタイミングでの寝落ちというのが夜の睡眠を乱す原因なのです。
なかなか仕事の休憩時間に昼寝をする勇気がないという人も多いかもしれません。
実際に昼寝してると怠けているという印象を持つ人も少なくないようです。
非常に時代遅れな考え方ですが…。
でもそんな目を気にする必要はありません。
むしろムダに起きてスマホでSNSを見ながら時間を潰して、午後に低いパフォーマンスで仕事を続ける方が問題です。
生産性の低下は本人のムダな疲労だけでなく残業代の膨張という観点で経営も圧迫することになります。
上司や経営者にこそ昼寝の重要性を認識して欲しいですね。
「職場では寝付けない!」という人もいることでしょう。
そういう場合も含めて、詳しい昼寝のメリットや方法については以下のページで解説してるので、参考にしてください。
7 しっかり入浴する
仕事に家事にと忙しい日々を送ってる人はシャワー浴だけで済ませてしまうことも多いでしょう。
しかし疲労回復しっかりしたいなら湯船につかることをオススメします。
運動もろくにせず、座りっぱなしの生活を送っている現代人は血行やリンパの流れが滞っており、疲労が抜けにくくなっています。
そんな日常において入浴というのはこれらを改善する貴重な機会です。
また寝る前の時間に体温を上げることは睡眠の質を高める上で非常に大事な要素になります。
これらの効果を得るために、長時間の入浴をする必要はありません。
38~41度程度のぬるま湯に5~10分浸かれば十分です。
これくらいなら忙しい人であっても時間を取れるんじゃないでしょうか?
マグネシウムが含まれる入浴剤を使えばさらに疲労の回復効果が高まります。
入浴しながら本を読んだり、スマホで動画を観たりする人もいるかもしれませんが、短時間の入浴で済ませるなら何もせずボーっと浸かりましょう。
8 音楽を聴いて優雅なリラックスタイム
これまた夜に時間の余裕を作れる人向けっぽい休息法ですが、音楽を聴くのもオススメの方法です。
特にクラシックやジャズはリラックス効果が高く、副交感神経を優位にする働きがあり、睡眠に向かいやすくなります。
クラシックやジャズと言っても重低音が利いていたり、曲調がアップテンポのモノだとリラックスできないのでNGです。
YouTubeなどで「ジャズ 睡眠」「クラシック 睡眠」と検索すると落ち着いた曲調のモノが出てくるので、それらを使いましょう。
夜寝る前まで慌ただしく動き回っているのはあまり感心できませんが、もし忙しくてゆっくり出来ない場合でも、BGMとしてかけておけばOKです。
習慣から眠気のスイッチになっているのかは分かりませんが、ぼくはクラシック習慣を続けている内に聴くとあくびが出るようになりました。
翌日の準備をしてる時でもストレッチをしてる時でも関係ないので、恐らくは「これを聴いたら寝る時間だ」と条件付けができてるんだと思います。
ぜひ試してみてください。
まとめ
オススメの休息法を紹介しました。
言うまでもなく最も効果的な休み方は質の高い睡眠をとることですが、なかなか睡眠を確保できないという人も多いでしょう。
ここでは寝る前の行動に限らず、隙間時間や余暇時間、週末に行うのに有効なリフレッシュ法を紹介しています。
以下に簡単にまとめるので、自分の生活に合っていて取り入れられそうなものから試してみてください。
①ブレインダンプ:記録してあると思えると忘れてしっかり休める
②運動:動いた方が疲れが取れる(アクティブレスト)
③思考停止:脳に休む時間を与えないと疲労が強くなる
④目を癒す:目は脳と直結していて疲労がダイレクトに伝わる
⑤自然に触れる:自然が心身の疲労回復に与える影響は絶大
⑥昼寝:15分の昼寝は3時間の睡眠に匹敵する疲労回復効果
⑦入浴:血行改善のため、たった10分でOK
⑧音楽鑑賞:クラシックやジャズを聴いて入眠モードに持っていく
どれもそこまで多くの時間を消費するものではありません。
これらを活用してしっかり疲労を回復すれば、パフォーマンスがアップして投資した以上の時間を簡単に取り返せるはずです。
全てをやる必要はないので、できることから少しずつ試してみてください。
てなとこで。
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