ロボット掃除機の選び方|掃除機としての基本的な性能
引き続きロボット掃除機の話題です。
前回はロボット掃除機を扱う主要なメーカー(横軸)をいくつか紹介してその多さを実感してもらいました。
今回からはメーカー内のグレードっていう縦軸に関係する機能面の紹介。
前回紹介したメーカーはそれなりの機能も備えてるところで手ごろとはいかない買い物になるので、オーバースペックだと導入経費がムダに高くなります。
自分に必要と思われるスペックレベルを把握するための参考になれば幸いです。
そんなとこで今回は、ロボット掃除機のスペック、機能面のお話です。
企業努力でほんとにたくさんの機能があって、かなり長くなるので何回かに分けて紹介します。
まずは基本的なところから。
掃除力
掃除機というからには最も大事なとこ。
ロボット掃除機は小さいから普通の掃除機とは掃除の仕組みがちょっと違います。
吸うというよりは、前面についてる回転ブラシで正面にゴミを寄せてローラーブラシで巻き込むのがメイン。
吸引力
仕組みからしてローラーブラシの性能と吸引力の強さが第1のポイント。
フローリングの溝とか毛足の長いカーペットからもゴミを掻き出す力が強いものかどうかを家の床に合わせて選ぶ必要があります。
カーペットに乗ると吸引力が上がるカーペットブースト機能が付いたものもあります。
回転ブラシは基本的に片方だけど、両サイドについたものもあって、集塵性能が上がって効率良くなります。
ローラーでの巻き込みがメインと言いつつ吸引力も捨てられない。
その強さは出力で判断するしかないけど、結構モデルによって開きがあるので詳しくはレビュー系サイトで見るのがいいと思います。
隅の掃除
ある程度の範囲のゴミは回転ブラシで掻き出せるけど、部屋の四隅は丸形ではどうしても届ききらないので、隅までロボットに任せて掃除したい場合は三角形、D型など角があるタイプの方がオススメ。
髪の毛・ペットの毛
普通の掃除機でも困るのがペットの毛とか長い髪の毛。
ローラーブラシに絡まってしまって回転を妨げるから定期的にカッターなどで切って取り除かないといけません。
それがめんどくさい場合、吸引口にブラシがついてない(取り外して使える)タイプか、ローラーブラシが2本ついてその間からゴミを吸うタイプ、絡まり防止構造のローラーがついたタイプが考えられます。
静音性能
掃除機と言えば吸引するためのモーターの音が大きいもの。
主要な家電の中でも騒音レベルはかなり高い方。
それはロボット掃除機でも例外ではありません。
ローラーでの巻き込みで清掃するって紹介しましたが、吸引も当然ついてるから音はするし、コードレス掃除機顔負けのレベル(使い方おかしい)。
作動中に発する音のデシベル数を示してるメーカーも結構あるから、商品ページで確認するといいでしょう。
大体どれくらいの音か気になる人はネットで検索すると動画とかも出てくるはず。
この音の問題、静音に配慮してるモデルもあるけど基本的には吸引力・清掃力とトレードオフ。
静かになるってことはそれだけ吸う力も弱くなるから。音を重視するか吸引力を重視するか。
個人的には外出中にやってもらうのがメインだから音は関係ないかな。
ゴミ受けトレイ
トレイ容量
吸引されたゴミが入るトレイのスペックも大事。
あまりにサイズが小さいとトレイの中のゴミ捨てが頻繁になってめんどくさい。
ただゴミを圧縮する機能がついていればトレイの容積が小さくてもゴミ捨て頻度は下がる。
ゴミステーション
充電ドックにゴミ受けがついていて、吸ったゴミを溜められる機能があるタイプもゴミ捨て頻度が下がるから便利です。
因みにDEEBOT DR98はドックにコードレス掃除機がくっついてるというユニークなモデル。
ロボット掃除機ができないソファの上とかの掃除に1台で対応できます。
ただこのタイプは見た目の問題があるので注意。
ネットで見て「これいいじゃん!」って思って電器店で見てびっくり。
ドックがめちゃめちゃデカい。
「ロボット掃除機でスタイリッシュライフ」なんて言ってもこれだと存在感抜群でちょっと理想とズレるかも。
水洗い可能か?
ゴミトレイを水洗いできるかもポイント。
モーターとゴミトレイが一体になってるタイプは水洗い不可。
手入れが楽だから水洗いできるのは便利だけど注意点もあります。
本体は防水じゃないからトレイを洗ったら完全に乾かさないと故障リスクがあるってこと。
乾かしてる間使えないのとゴミトレイを乾かすスペースを取るのも個人的には気になるところ。
上記ステーションタイプならこのデメリットも解消できます。
ゴミフルセンサー
ゴミトレイに関係してもう1つ。
それがトレイが満杯になった時の通知機能。
アラーム、表示、アプリで通知など様々な種類があります。
相当量のゴミが出る家庭でない限りは1~2週間に1回空にしてれば満杯になることはないはず(相当なものぐさ太郎は別として)。
でもうっかり忘れちゃうこともあるから、アラート機能はあった方が便利かなーと。
つづく…。
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