ブログの集客方法|SNSの活用はアリか?
ブログで成果を出すには時間がかかるので根気が必要です。
なぜ時間がかかるのかについてこちらのページで解説しています。
しかしブログの集客の方法はGoogle検索からの流入だけではありません。
それがSNSを使ったブログの拡散です。
・SNSを使ったブログ拡散のメリット、デメリット
・SNS重視をあまりオススメしない理由
・SNSの上手な使い方
1 SNSを使うメリット・デメリット
SNSを使ってブログにアクセスを集める方法にはメリットだけではありません。
まずはそれをザックリ解説します。
1-1 メリット
・早期に露出を増やしやすい
・SEO対策が不要
SNSの活用はブログ開設から間もない内からアクセスを集めることができる方法です。
SEO対策の成果が現れるまでには時間がかかります。
ブログの収益化にかかる時間ついてはリンク先の記事で解説していますが、誰もが当たり前に取り組んでいることだからです。
また短いタイトルに検索順位を意識しつつ、クリックを促す仕掛けも入れるというのはかなり困難。
その点SNSならGoogleでの検索順位が上がるのを待たなくても、興味がありそうな人にダイレクトに情報を届けられます。
しかも読者の好奇心をそそるようなタイトルをつけることだけに集中できるので、クリック率のアップ効果も狙えるのもメリットです。
1-2 デメリット
・ブログにかけるリソースが分散
ブログを拡散するためのSNSツールは今のところTwitterが代表的です。
ややTwitter離れが進んでいますが、それでも日本では未だ多くのユーザーがいます。
ブログやウェブサイトほどじゃないですが、群雄割拠の中でフォロワーを増やしていかなくてはいけません。
こちらはまたブログとは違った知識や技術が必要なので、どうしてもブログを書く時間が限られてしまいます。
本業なら生活がかかっているからなるべく早く結果を出さなきゃいけないし、それだけの時間もあるでしょう。
しかし副業なら使える時間はかなり限られます。
肝心のコンテンツ作りにかけられるリソースをTwitterに分散しなければいけないというのは大きなマイナスです。
2 SNSに偏るのはリスクが大きい
初期の頃からアクセスを集めることができるのは大きなメリットですが、SNSに頼り過ぎるのはオススメしません。
・ユーザーの減少
・更新のハードル
・方針転換の手間
理由は大きくこの3つです。
2-1 SNSユーザーの減少
Twitterの人口は一時期に比べると大きく減っています。
文章を読めない人が増えているからです。
その証拠に最近盛り上がっているコンテンツはインスタグラムやTikTok、YouTubeなど。
どの媒体も文章はほとんどなく、写真や動画など集中して見る必要のない受動的なメディアばかりです。
LINEのあんな短文すらまともに読めない人がいるほど
そんな時代では文字中心のTwitterは廃れていく運命にあるでしょう。
この未来が見える以上、Twitterをメインにするのはリスクが大きいと言えます。
そもそも文章が読めないならブログもなかなか読まれない可能性もありますが…。
2-2 更新のハードルが高くなる
TwitterなどのSNSでフォロワーを増やすことは、そのままブログのフォロワーを増やすことに繋がります。
つまりブログのファンを増やすってこと。
ファンはリピーターになる見込みが高いので、安定的なアクセスを集めるのにはとても有効なユーザーになります。
これがネット検索中心の場合と大きく異なる点です。
通常のネット検索に対応していれば、ある程度のページ数を用意しておくだけでニーズのつど勝手にアクセスしてくれます。
お客が新規なら商品は古くても新しく見えるからね
しかしフォロワーの場合、古い記事を何度も読み返すようなことはあまりしないので、更新が止まれば離れていくでしょう。
それを繋ぎとめるためには新しい記事が必要になりますが、その更新ノルマはやがて重荷になり挫折に繋がりやすいと言えます。
2-3 集客の方針転換にかかるコスト
SNS上でのブログ拡散のもう1つのメリットがSEO対策のカットです。
クリック率を上げることに集中できますが、Twitterが廃れてきたらGoogle検索に集客ルートを変更しなければいけません。
好奇心を掻き立てるライティングとSEO対策は方向性が大きく異なるので、大幅なリライト(修正)が必要になります。
ページ数が増えているほど作業は膨大になりますし、ドメイン年齢以外は0からの再スタートです。
副業で生活が懸かっていない人ならいいですが、本業にしようとしているならあまりオススメしません。
3 SNSとの上手な付き合い方
SNS重視のブログ運営をオススメしないと説明してきましたが、全く使ってはいけないということではありません。
薬と同じく付き合い方次第です。
3-1 基本はSEO対策
一口にSEO対策と言っても、やることは山ほどあります。
小手先の手法は後回しにして、メインの方針から取り組んでいきましょう。
具体的には「キーワードの明示」「ページ(記事)数」「文字数」「有益性」です。
キーワードやページの数は検索エンジンのAI向け、文字数や有益性はユーザー向けに。
文字数を検索エンジン向けの対策だと思っている人がいますが、どちらかと言えばユーザーファーストの対策です。
ある程度コンテンツに厚みを持たせようとすると文字数は多くなるはず、その目安が1,000字以上ということ。
だから文字数を重視して内容がペラペラでは何の意味もありません。
3-2 SNSは補助として活用する
SEOをライティングの基本にした上で、補助的にSNSを活用するのはアリです。
最初のうちには書いてもほとんどアクセスがありません。
20ページ、30ページと更新しているのに誰もアクセスしてくれないというのはかなりツラいもの。
そんな時にSNSに掲載してみて反応を見てみるというのはメンタル的にもブログ改良的にもいい刺激になります。
なかなか効果が上がらない経験を周りのブロガーもしていることが分かれば、それもまたモチベーション要素です。
アップデートやセキュリティ対策などブログ運営に関わる基本的な情報収集ツールとしても同時に活用できます。
3-3 SNS利用の注意点
SNSを利用する時の注意点はつい脱線しやすくなることです。
デジタルの誘惑は強いので、「Twitterに投稿するだけ」と思っていたのに気づいたらTLをダラ見してたり、LINEチェックをしてるなんてことも。
デジタルに奪われる時間の恐怖についてはリンク先のページで解説しています。
あくまでブログが中心です。
閲覧は短時間に決めて、その時間内で利用するというメリハリを持たせましょう。
ぼくはポモドーロテクニックのインターバルの5分だけTwitterタイムにしています。
ブログ執筆中や読書中に思いついたツイートアイデアはメモしておいて休憩時間にサッとアップするだけ。
付き合い方さえコントロールすれば脚を引っ張られることなく活用することができます。
まとめ
SNSを使ったブログ集客についてでした。
ブログを開設した当初からアクセスを集めることが出来るのは大きなメリットです。
しかし最近のSNS事情を考慮する限りTwitterを中心にしたブログ運営がこの先も安定しているとは言えません。
言ってしまえば「効果は高いが副作用も大きい劇薬」ということ。
使い方や量を間違えればあっという間に破滅です。
破滅はさすがに大げさですが、リライトやサイト構成の変更は相当な労力がかかります。
露出を増やす「手段の1つ」として活用するにとどめ、決して中心には置かないこと。
情報収集やモチベーションアップにもなるので、のめり込み過ぎない程度に使っていきましょう。
てなとこで。
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