【事件です】三井住友Olive決済方法がズレる問題｜クレカのつもりがデビットに

三井住友Oliveは非常に複雑なサービスで、その理解だけでもかなりの苦労があります。
そのため使ううちに判明してくる問題点というのもあるようです。

SNSなどの口コミを見てると、決済方法に関するトラブルに悩む声が見受けられます。
中でも特に多いのが「クレジットカード決済のつもりなのにデビットカードで決済された」というものです。

そこでこのページではOliveフレキシブルペイの決済方法に関する問題について解説します。

ぼくの紹介コードを貼っておきますので、良ければ使ってください！

1 決済方法が変わることの問題

そもそも決済方法が変わることによってどんな問題・デメリットがあるのかを認識できていないと、原因や対策を考える必要性もピンと来ないと思います。
そのため前提を整えることから始めます。

大したことに感じない人もいるかもしれませんが、これから使い方によっては問題になってくる可能性もあります。
影響があるケースは大きく以下の3つです。

1－1 分割払いへの影響

特に影響が大きそうなのが、クレジットカード決済のつもりで分割払いを指定していた場合です。
デビットカードは一括での処理方式なので、齟齬が生じてしまいます。
この場合の処理として以下の2つのルートが考えられます。

パターン1 決済エラー

一番シンプルなケースが決済エラーになるパターンです。
指定されてる決済方法が違うので、決済が通らないという処理が一番シンプルです。

入金がされないので注文自体もキャンセルになります。
クレジットで処理されるように再注文すればOkです。

問題になるのは限定品や抽選、予約商品などの購入を行っていた場合です。
そういうケースで決済エラーが起こると購入のチャンスを逃すことになる可能性があります。

パターン2 デビットカード扱いで即一括引落し

もう1つのパターンが決済方法どおりにデビットで処理が進むパターンです。
デビットは一括扱いなので、その瞬間に銀行口座から引落しがかかってしまいます。

ここで残高不足なら決済エラーになるので、1つ目のパターンと同じ処理になります。

残高が足りてしまった場合には別の問題が生じることになります。
それが他の支払いなどへの影響で、口座の資金管理を狂わせてしまうことになりかねません。

1－2 利用額・明細の管理

クレジットカードとデビットカードは1枚のカードですが、まったく別の決済として扱われます。
そのため利用額の明細も別に出されることになります。

クレジットカードの利用明細を家計簿代わりにしてる人もそこそこいるようです。
全てが掲載されていると思っていたらデビット分が抜けていたなんてことにもなりかねません。

「あれはいくらだったっけ？」とか「いつ買ったんだっけ？」と確認したい場合にも、明細を探すのに手間と時間を無駄にすることになります。

因みに利用額の話ではゴールドカードの100万円修行への換算が気になる人もいるかもしれません。
デビット利用も修行の換算対象なので、ここに関しては心配は無用です。

1－3 ポイントアッププログラムの対象外

Oliveの目玉となってるメリットの1つが対象店舗での還元率の高さです。
最大で15％とかなりの高還元に設定されています。

ただしこの高還元が適用されるのはクレジットカード利用時に限られます。
つまりデビットカード扱いとして処理されてしまうと、基本還元の0.5％になってしまうということです。

貯金・節約に励んでる人は、コンビニや外食など滅多に使わないはずです。
そのためこういう店舗の利用はかなり貴重な機会と言えます。
そういうタイミングで外してしまうと、出費ばかり嵩んで恩恵を受けられなくなってしまうのでかなり残念です。

1－4 キャンペーンの関係

最後の1つがリリース記念キャンペーンへの影響です。
こちらは期限付きのものなので、あくまでオマケという位置づけで紹介します。
なおキャンペーンの詳細については別のページで詳しく解説しています。

リリース記念キャンペーンではクレジットカード・デビットカードそれぞれで、一定のポイント数まで高還元を受けられます。
いずれも還元率は15％で共通ですが、デビットカード利用は期限が設定されていない一方で、クレジットカード利用の方は期限があります。

デビットカードで処理してしまうと、クレジットカード利用による還元をクリアできず、取り逃してしまう可能性があります。
毎月の出費が多い人ならさほど大きな問題にはならないかもしれませんが、そこまで支出が多くない場合は1回ごとの支出が貴重な機会です。

ぼくの場合は月の支出が多くて5～6万円程度、少ない月は2万円も行きません。
そのうちクレカ利用での支払いとなるとさらに限られるので、3か月あっても上限まで還元を受けきれない可能性があります。

2 決済方法がずれてしまう原因

決済方法がズレてしまうことの問題点を押さえたところで、いよいよ本題のその現象が起こってしまう原因について解説します。
決済方法のズレが発生する主な原因は以下の3つです。対策も併せて紹介します。

2－1 設定変更したつもり

まず1つ目に考えられるのが、Oliveフレキシブルペイの支払い方法を変更したつもりになってるというパターンです。
意外とこういう凡ミスケースは多いかもしれません。

もう1つが変更作業はしたけれど、作業が完了してなかったパターンも考えられます。
支払い方法を変更するやり方はタップしてスライドするだけと非常にシンプルです。

ただしグルグル読み込む時間があって、瞬間的には切り替わりません。
グルグルしてる最中にアプリを閉じてしまうと変更がかからない可能性があります。

これに関してはシステムエラーではなく完全にヒューマンエラーです。
しっかり確認するだけで問題は防ぐことができます。

ただし「今のモード設定はどっちだ？」といちいち確認する時間と手間もかなりムダです。
なので個人的にはクレジットカードモードで固定してしまうことをオススメします。

そのような用途があるのかは分かりませんが、クレジットとデビットを二刀流で使い分ける必要がある場合はカード自体を別のモノを使うというのも手です。

2－2 決済に時差がある買い物

2つ目のパターンが購入手続きと決済のタイミングに時差がある買い物などをした場合です。
購入のタイミングでクレジットカードモードに設定してても、決済が切られるタイミングでデビットカードモードになっているとデビットとして処理されてしまいます。

購入手続きをした後にデビットカードモードに変更したとしても、決済されるまでにクレジットカードモードに戻せばクレカ利用として処理されます。

しかし決済されるタイミングをはかることはほぼ出来ません。
かなり低いですが、デビットモードに変更したその一瞬のタイミングに重なる可能性もゼロではないので、リスキーではあります。

そのため対策としては1つ目のパターンと同じで、頻繁に支払いモードを変更しないことです。
クレカ利用を基本にするならクレジットカードモードに固定してしまいましょう。

2－3 カード番号が違う

3つ目のパターンがネットショッピングなどカード番号を登録して決済する時に起こりやすいものです。
実はOliveにはカード番号に相当するものが2つあり、登録するカード番号によってはデビットカードとして処理されてしまうことになります。

Oliveの物理カード自体は番号の記載のないナンバーレス仕様ですが、カード番号はアプリ上で確認することができます。
この番号はフレキシブルペイに紐づいている番号なので、決済のタイミングでアプリ上で設定していたモードで処理されてしまうのです。
当然デビットモードに設定してればデビットとして処理されます。

これまで別の原因でも解説したとおり、支払い方法を固定してしまって変更しないのが最も根本的な対策になります。
ただデビット優先で決済されてしまう可能性もあるので、クレジットカード専用の番号を登録することをオススメします。

まとめ

Oliveの決済が思った通りに進まない問題について解説しました。
特にクレジットカード決済をしたつもりが、デビットカード扱いになってるってケースは多い様子です。

そもそもデビット扱いになってしまう問題点として3つとオマケで1つの合計4つを紹介しました。

なぜ決済方法が想定と違ってしまうのか、その原因と対策をそれぞれ3つ紹介しました。

ざっと見た感じ、システム的な問題とヒューマンエラーの半々といった感じですね。
ヒューマンエラーは完全に対策して、システムの問題にもしっかり対応しておきましょう。
てなとこで。