【三井住友Olive】選べる特典のベストチョイス｜活用方法や次善の策も紹介

三井住友Oliveのサービスは様々ですが、その中でも特に特徴的なのが「選べる特典」の存在でしょう。
特典の種類が多いので、「どれを選ぶか？」「どう活用するか？」と悩む人も多いかもしれません。

そこでこのページでは三井住友Oliveの選べる特典について詳しく解説します。

なお三井住友Oliveがどんなサービスなのか、基本的な事項については別のページで詳しく解説しています。
サービスの全体像・概要が掴めていないって人はこちらのページも併せてご覧ください。

ぼくの紹介コードを貼っておきますので、良ければ使ってください！

1 三井住友Oliveの特典の種類

三井住友Oliveでは大きく分類すると、以下2つの種類の特典が用意されています。

このページのメインテーマは「選べる特典」ですが、活用方法などに関係してくるので、基本特典も併せてその内容をまず大まかに整理します。

1－1 基本特典

基本特典はOliveアカウントを持つ全てのユーザーが受けられる特典です。
申し込みの必要や預金額などの適用条件などはありません。

具体的には以下の4種類です。
これらも併せて活用することでOliveの恩恵を最大化することができます。

①定額自動送金の手数料

定額自動送金とは毎月決まった口座に設定した金額を自動で送金してくれるサービスです。用途としては以下のようなものが考えられます。

このように金額が決まっていて定期的に発生するお金の移動に役立つサービスです。
こちらのサービスが手数料が無料になっています。

なおOliveのサービス開始当初は定額自動送金の設定件数に制限はありませんでしたが、申し込みが殺到した関係で1アカウントにつき1件までと制限が付いてしまいました。

②SMBCダイレクト送金の手数料

スマホ状のアプリから振込などの手続きが行えるSMBCダイレクト入金の手数料も無料です。
用途としては以下のようなものが考えられます。

こんな感じで不定期で金額も決まってないイレギュラーな送金に便利なサービスです。

こちらについては月に3回まで無料という上限が設定されています。
ただし当面の間は回数制限なく無料で使えるとのことです。

③本店・支店のATM手数料

三井住友銀行の本店・支店のATM利用手数料が終日無料になります。
自宅や職場の近くに三井住友銀行の店舗がある人は、ATMをずっと手数料フリーで利用できます。

④コンビニATM手数料

コンビニATM手数料も毎月25日・26日は手数料無料で利用することができます。
この日付の設定は一般的な給料日を意識してのものでしょう。

因みに25日・26日が土日に重なった場合には、前後の平日に対象日がずれることになります。

1－2 選べる特典

選べる特典は展開されているものから、各ユーザーが好みのものを選んで適用を受ける特典です。
具体的には以下の4つがあります。

この中から前月末までに選んだものだけが適用されます。
なお選択できる特典の数は以下のようにカードの種別ごとに決まっています。

①給与・年金受取り特典

三井住友銀行の口座を給与・年金の受け取り口座に設定することで、毎月200PのVポイントが付与されます。
因みにこちらの特典だけは二重に選択することはできません。

②コンビニATM手数料

コンビニATMの手数料を無料で使える回数が1回分付与されます。
基本特典の25日・26日の手数料が無料になる日と併せると、月に3回までコンビニATMを無料で使えることになります。

③ポイント還元率

Oliveの目玉の1つであるVポイントアッププログラムの還元率を1％アップさせる特典です。
対象店舗に限られますが、コンビニや飲食店をよく利用する人に向いています。

④ご利用特典

月末時点での三井住友銀行の口座の預金残高が10000円以上であれば、毎月100PのVポイントの付与が受けられます。
振込などなく残高のみが条件なので、非常にシンプルな特典内容ですね。

初月の設定

一般カード・ゴールドカードでも初月と2か月目は2つの特典を選択できると解説しました。
ただし1か月目に関しては事前に選択できないので、全員が共通で「コンビニATM手数料無料」×2で設定されています。

オススメの特典についてはこのあと紹介しますが、希望するものがある場合には利用可能になった時点で可及的速やかに変更手続きをしておきましょう。
なお選べる特典の設定方法についてはこのページの最後で紹介します。

2 オススメの選べる特典

選べる特典でどれを選択すべきかを解説していきます。
結論から先に言うと「給与・年金受取で200P付与」の特典が個人的なベストです。
給与特典をオススメする理由は大きく以下の3つがあります。

①実質的な還元率の高さ

Oliveのクレジットカード利用の基本還元率は0.5％です。
このことを考えると200Pの付与というのは、40,000円の決済分に相当します。

支出の多い人からすると大した金額に思えないかもしれません。
ただ貯金・節約に全振りしてるぼくからすると、月40,000円のクレカ決済はかなり多い方です。
毎月安定して200Pの付与を受けられるというのはかなり大きいと思います。

②投信のクレカ積立資金が必要

三井住友のナンバーレスカードやOliveを利用する最大の利点・理由と言えば、SBI証券での投信クレカ積立の還元率の高さでしょう。

ナンバーレスカードの場合は、引き落とし先の銀行口座が自由に選択できました。
しかしOliveの場合は三井住友銀行の口座からの引落しがマストになります。

つまり毎月定期で積み立てるために、三井住友銀行の口座にそれなりのお金を入れておかなければいけないということです。
まとまったお金を定期的にとなれば、直感的に給料が思い浮かぶんじゃないでしょうか？

③定額自動送金が無料で使える

貯金・節約・資産形成に精力的に励んでる人の場合は、資金効率の悪さが気になるかもしれません。
あおぞら銀行のBANKや楽天銀行などのネット銀行の方が圧倒的に普通預金の金利が高いからです。

この懸念についても基本特典の定額自動送金サービスを利用することで解消できます。
具体的には以下のような感じです。

毎月の支出が大幅に上下する人の場合は、決済に必要な金額が読みにくいので難しいかもしれません。
ただ還元率を考えるとOliveの利用は投信積立だけに留めて、その他の支出は楽天カードなどを利用する方がオトクです。

3 給料の振込口座に指定できない場合

あまり多くはないかもしれませんが、給料の受け取り口座に指定できないという人もいるかもしれません。
そういう人が選べる特典を活用する方法についても紹介していきます。

3－1 給料じゃなくても適用される

まず給料の受取り口座として指定できなくても特典の恩恵が受けられるように救済措置が用意されています。
三井住友銀行HPには以下のような記載があります

※「給与振込」という明細がない場合でも、2ヵ月連続で1度に3万円以上の被振込がある場合、2ヵ月目は給与受取実績があるものとします。

三井住友OliveHPより引用

つまり「給料」として明細が印字されなくても、特定の口座から毎月3万円以上の振込を続けることで給料とみなされるということです。

給与の振込を受けているメイン口座から逆に定額自動送金をかけて、定期的に入金するという方法がオススメです。

因みに「2か月連続して」という部分には注意が必要です。
特典の適用を受ける前月から振込をしておく必要があります。

3－2 これ以外の選択肢について

定額自動送金の設定や、給料の振込を受けられない場合の対策がメンドウに感じる人もいるかもしれません。
そういう場合の次善の策・別の選択肢についても検討します。

まず1つ目の案が、ご利用特典で100Pの付与を受けるパターンです。
これなら10000円を口座に入れておくだけで済むので、資金効率の心配も口座管理の手間もかかりません。

もう1つの選択肢がＶポイントアッププログラムの還元率+1％を選択するパターンです。
プログラムの対象となる飲食店・コンビニを頻繁に利用する場合はこちらも候補になります。

具体的には、これらの店舗でのクレジットカード利用が月20000円を超える場合には、ご利用特典や給料受取り特典のポイント付与より有利になります。
対象店舗の利用自体は経済的とは言い難いのでムリに使うのはオススメしませんが、普通にしてても利用する場合にはアリでしょう。

4 選べる特典の設定方法

最後にアプリ上で選べる特典の選択内容を変更する手順を紹介します。

操作してみないことにはピンと来ないと思うので、手順を見ながら実際にアプリ上で作業してみてください。

因みに月末までなら何回でも設定を変更することができます。
変わっているかどうかもしっかり確認しておきましょう。

まとめ

三井住友Oliveの選べる特典でどれを選ぶべきかというテーマにフォーカスして解説しました。

個人的には給料・年金の受取りで毎月200Pの付与を受けるのがベストだと考えています。
還元率で換算して考えると非常に大きいというのが主な理由です。

給料の振込口座に指定できないとか、自動送金の設定や口座の資金管理がめんどくさいと感じる場合は、次善の策としてご利用特典の100Pを選択するのもありかもしれません。
またプログラム対象店舗の利用が多く、その恩恵が大きい人については、還元率+1％も選択肢としてはアリです。

最初のうちは特に迷うかもしれませんが、月末までなら何回でも設定しなおせます。

資金管理や生活サイクルなどに合わせて柔軟に選ぶ特典を変えていくのがいいでしょう。
てなとこで。