ロボット掃除機の選び方|ロボットの中でも高レベルの機能
長々紹介してきたロボット掃除機の機能紹介もこれで最後。
ほんとに多いですね。
このうちどの機能を備えてるかでスペックが分かれると同時に、メーカーの特色も出してくるから縦横双方伸びて面積(モデル数)もかなりの量になるわけです。
それでは早速。
スマホ(アプリ)連携
IoTと言えば、のスマホやAIスピーカーとの連携。家にいない間に掃除してもらうスタイルならスマホとの連携は必須。
決まった曜日の決まった時間に勝手に掃除させるプログラムはアプリからの操作でしか設定できません。
プログラムできないなら自分で出がけにスタートボタンを押していくしかない。
それ以外にも掃除結果の管理とか、機種によってはエリアの指定なんかもアプリからできるし、急な来客が外出中に決まった時もスマホから掃除を急遽開始させることもできます。
いずれもWi-Fi環境が必要なのは言うまでもなく。
マッピング
掃除の効率性
部屋を縦横無尽に走り回るというよりは、効率的な動線で規則正しく掃除するってイメージをほとんどの人が持ってるのではないでしょうか?
実はそれマッピング機能がついてるもの限定の話。
マッピング機能が無くても、ものにぶつからないようにするセンサーはついてるから、ぶつかりかけては方向を変えを繰り返していく。
ただこれだと「だいたい部屋を掃除できたかな?」レベルが精一杯(ランダム方式と表記されることが多いです)。
イメージ的にはマリオカートのミドリ甲羅。
効率よく、かつ丁寧な掃除を期待するならマッピング機能は必須です。
広い家
同じフロアだったら複数の部屋があっても全部1台で掃除できそうですよね?
でも実はこれもマッピング機能がないと厳しいんです。
マッピング機能があれば、自分と帰還すべきドックとの位置関係が分かるから、電池が切れる前に帰還できます。
でもそれがないと帰りにかかる時間も分からないから帰還率が落ちるし、帰還できても続きがどこからか分かりません。
結局ドックから離れた部屋までは掃除しきれないってことです。
マルチフロア機能
段差は乗り越えられても階段は上れないから、基本的にはワンフロアのみ対応です。
もちろん別の階に自分で持って移動すれば、掃除をしてくれます。
ただしマッピングできるのがワンフロアだけだと、メインのフロア以外はランダムに掃除するしかなくなるから効率や精度が落ちるし、帰還率も悪くなります。
複数フロアある家を1台のロボット掃除機で掃除したい時に便利なのがマルチフロア対応のもの。
複数のフロアをマッピングできるから1階と変わらない効率で掃除してくれます。
持って移動する手間が問題で、ここを気にするなら各階に1台です(贅沢そして邪魔…)。
掃除範囲指定
ロボット掃除機に入らないで欲しい部屋、エリアがある家もあるでしょう。
吸引式のロボット掃除機の場合、水に弱いから洗面所とか洗濯機、キッチン周りにうっかり水をこぼしてると吸って故障することもあります(水を吸っての故障は保証が利かない)。
そういうリスクのある部屋があるなら範囲指定できるものがオススメ。
赤外線センサーで見えない壁を作るタイプ(ルンバなど)、アプリ上のマップに禁止エリアを作るタイプ(エコバックス)、床に専用テープを貼って境界を作るタイプ(SHARKなど)指定の方法は様々。
余計なものが無くて見た目がスッキリするのはアプリ上で指定できるタイプでしょう。
汚れ検知機能
汚れが溜まりやすい場所ってあると思います。
フローリングだと風圧で壁際によりやすいし、ベランダの前は洗濯物を叩くから埃が起きやすい。
洗面所はドライヤーをかけるから髪の毛が多量に落ちてる。
こういう入念に掃除したいところもあるのに、そうじゃないところと同じく1回通過するだけだと掃除が不十分に。
そんな時に嬉しいのが汚れの検知機能。
汚れてる箇所を見つけるとその上を何回か往復して入念に掃除してくれます。
マッピング機能もあれば、組み合わせてよく汚れている箇所として記憶してくれるのだとか。
まとめ
ロボット掃除機に対する過度な期待はかけちゃいけません。
IoTでグングン生活が便利になってるもんだからロボット掃除機のいる生活に過度な幻想を抱いてる人が多い模様。
何でもかんでも勝手にやってくれることを期待するなら最上位モデルを買わないといけないし、ハイエンドだからってここで紹介した機能が全部乗せってわけにもいきません。
また本文でも紹介したとおり、水には弱くて吸えば故障します(メーカー保証なし)。
センサー、カメラがついてても透明な水の識別は難しくて、水の入ったペットボトルに突っ込んでくこともよくあります(可愛い)。
自動充電とマッピング機能がついていれば、電池が切れる前にドックに帰還しやすくはなるけど100%ではありません。
不測の事態や電池不足で途中で行き倒れになることも(いいモデルでも)時々あります。
簡単におさらい
基本的な性能
吸引力
ブラシ、吸引口の形、最大電力、カーペットブースト機能、髪の毛対応など
静音性
吸引力とのトレードオフ。不在時に掃除させるならそこまで気にしなくていい
ゴミトレイ
容量、圧縮機能、ドックに集塵、水洗い可否(水滴残りに注意が必要)。
サイズ、重さ
掃除できる範囲、異なる階への持ち運び。小さくなると性能は落ちる
ちょっと応用的な機能
拭き掃除
ざらつきが気になるフローリング向け。水量調整、カーペット検知機能
自動充電・自動再開
電池切れが近付くとドックに戻って充電。続きから再開。
バッテリー
リチウムイオン電池かニッケル水素電池。前者の方が性能が高い
かなり応用的な機能
スマホアプリ、AIスピーカーとの連携
様々な機能を使い切るためにスマホは必要
マッピング機能
効率的な掃除、充電ドックへの帰還率及び掃除の完遂に影響。続きからの再開に必須
マルチフロア
複数フロアのマッピング機能、2フロア以上を1台で熟す場合
禁止エリア
ロボット掃除機が立ち入ると不都合がある部屋、エリアを除外
汚れ検知
1回の通過では不十分な汚れやすい箇所を学習し入念に掃除
あらためてすごい量…。
「これだけは外せない」って機能と「これもついてたら嬉しいかな」って機能をピックアップしておいて優先度を用意しておくと、いい感じにスクリーニングできます。(レベルの高い機能ほど搭載してる機種は限られるので優先順位は必須)
あとは価格や信念(中国製は嫌だ、とか)で絞ればスムーズに決まると思います。
機能も日々進歩しているので、ここに紹介したものよりも優れたものが既に出てきているかもしれません(2020年1月時点)。
てなとこで。
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