電車で座るのをオススメしない3つの理由

自宅ではスタンディングデスクを使用し、ご飯もキッチンで立って食べる。

こんな極端ななるべく座らない生活をもうかれこれ5年以上続けているぼくですが、これまで電車では座って移動していました。

いい大人でも、というよりいい年した大人ほど我先にと乗り込んで座席を確保しようとしますよね。

一番端の座席が空いてると大したことでもないはずなのに結構嬉しく思うものです。

しかし社会人になり、電車での移動機会が増え、同時に色んなことを学び、経験する内に、電車も座らない方が良いのでは?と思うようになりました。

そんなとこで、このページでは電車で座らない方が良いと考えるようになった理由について解説します。

因みに座らない生活のメリット、座る時間が長い生活のデメリットについてはこちらのページで解説してるので参考にしてください。

1 座らない生活をする理由

詳しくはリンク先のページを読んでもらえればと思いますが、座らない生活をオススメする理由について簡単に解説します。

理由は大きく分けると以下の2つです。

①時間効率 ②健康問題

1-1 時間の浪費に繋がる

まず座ってしまうと時間を浪費しやすくなります。

ソファに沈み込んじゃうとなかなか抜け出せなくなって、無意味にテレビのダラ観をしてしまうという経験は誰しもあるでしょう。

ぼくもかつてはそんなタイプでした。プライベートでも合理主義者を貫いているので、このことは友達にも意外に思われたものです(笑)

オフィスワーカーなどは日頃から座り姿勢に慣れていて下半身の筋力・体力が低下してるので、一度座ってしまうと立ち上がるのにかなりの覚悟と根気が要ります。

そうしてテレビやスマホいじりという用事でもない用事で、行動の間の時間をムダにしてしまうのです。

しかしずっと立っていれば次の行動に移るのも簡単で、タスクもスムーズに片付きます。

そうして出来た余剰の時間なら、副業をするも良し、気後れすることなくダラダラくつろぐも良しです。

1-2 肥満リスクが高くなる

もう1つの問題が座る時間が長くなるほど太りやすくなるってことです。

座る時間が長いと例え運動してたとしても、そのダイエット効果が帳消しになるという研究があります。

それほどまでに座っている間の活動レベルは低くなるということです。

活動量が低ければ血行も悪くなるので、動いてないはずなのに疲労感が強く、循環器系の疾患のリスクも高くなります。

最近だと座り過ぎが原因の下肢静脈瘤が話題になったね

デスクワーク中心のオフィスワーカーなら仕事をしてるだけで疾患のリスクが上がっているので、プライベートな時間くらいは活動量を上げておいた方が良いってことです。

因みに立っていると下半身の筋肉が活性化し、戻りの血流が良くなるため頭の働きも良くなります

2 電車で座らない理由

前の項では生活全体に通じる座ることのデメリットについて解説しました。

ここからは特に電車の乗車シーンに特化して、ぼくが座らない方が良いと考える理由について解説します。

2-1 集中力の低下を予防する

運動効果は別として、電車なら時間の浪費は座っても起きないだろうと思うかもしれません。

でも座っていると集中力が落ちて読書や作業の効率が落ち、時間の浪費に繋がってしまいます。

通勤電車の場合、乗るのは寝起きか仕事で疲れてるタイミングで、いずれも眠気に襲われやすい時です。

寝ようと思えばいつでも寝れてしまうわけで、目の前のタスクのせいもあってウトウトしてしまいます。

ハッと我に返ることもありますが、こんなことをしてたら作業は全く進みません。

逆に立っていることで、下半身の筋肉の活動が増加し脳への血流が増えるので、集中力がアップしアイデアも浮かびやすくなります。

2-2 そもそも寝落ちが睡眠に悪影響

帰りの電車でうっかり寝落ちしてるサラリーマンは多いと思いますが、その理由は大きく2つあります。

まずサーカディアンリズム的に昼過ぎに眠くなるけど、それを我慢してると夕方に限界を迎えてしまうということ。

もう1つは電車の揺れ自体が眠りを誘う周期ってことです。

眠気・疲労のピークを迎えててかつ寝やすい揺れがあれば落ちてしまうのも無理ありません。

でも帰りの電車で寝落ちするのは害が非常に大きい問題行動です。

睡眠は体温のリズムが大事で、寝る直前に下降線を辿っていると入眠がスムーズで良質な睡眠になりやすいと言われています。

ところが夕方に寝てしまうと変なタイミングで一旦体温が急激に下がり、その反動で体温が急上昇してしまいます。

すると下がるべき夜に体温が高止まりしてしまうので、入眠が難しくなったり睡眠の質が悪くなってしまうということです。

また中途半端に眠気をとってしまうので、夜になっても眠くならないというのも問題です。

とは言え立ったまま寝落ちしてしまうほど疲れと眠気に襲われてる人もいると思います。

そういう人は事前に疲労を抜く対策が有効です。

2-3 トラブルが多い

最後は科学的でもなんでもありませんが、単純に不快な経験をする確率が増えるからです。

いい年したサラリーマンが「肘が当たった」などと言い争ってる姿を見かけたことは誰しもあるでしょう。

新型コロナウイルスをきっかけに知られるようになったソーシャルディスタンスですが、適切な距離・パーソナルスペースを確保するのは精神衛生上も必要なことです。

電車の座席ではほぼゼロ距離で密着してて、パーソナルスペースを常に侵されています。

つまり人間の本能的な部分にとっては非常に不快・ストレスフルな状態です。

朝は寝起きで機嫌が悪く、帰りは仕事で疲れて認知リソース・自制心が底を突いています。ほぼ全員が沸点ギリギリ

それでも大人なんだから我慢するところですが、隣に座った人がそういう大人とは限りません。

疲れているからと座ったせいで余計に疲れる結果になることを考えれば立っていることもマシだと感じられるのでは?

まとめ

電車でも座らないことをオススメする理由について解説しました。

電車で座らないのは座ること自体の弊害というよりも、座ることで寝落ちするのを防ぐという目的の方がメインです。

またブログ運営に関するページで解説したとおり、スマホを使ってこのブログの更新作業を電車でも進めています。

電車での移動時間は大事な作業時間の1つなので、ウトウトして時間をムダにしてる場合じゃありません。

立って脳を活性化してアイデアを出して休日にトップスピードで作業に移れる準備をしてるわけです。

またぼくが電車移動が嫌いな1番の理由が頭のおかしな人に遭遇しやすい環境だからです。

立ってればよほどの満員電車でもない限り、トラブルはありません。たいていの場合は座席で隣り合った人との間に起きます。

この点からも座らなければムダなストレスや疲労をしなくて済むので、精神衛生上も非常に大事なことだと思います。

万人にオススメするわけじゃないですが、納得してくれた人は試してみてください。

てなとこで。