座らない生活のメリット3選|立って作業する方が頭が良くなる理由とは?

週末、飲み物とお菓子を用意して、映画を観るのとか至福ですよね~
そこで欠かせないのが沈み込んだら二度と立ち上がれないようなリラックスできるソファ。
しかしよほど自分を律する自信がない人じゃない限り、置かない方がいい家具かもしれません。
これから買おうかと悩んでる人は一度こちらの内容を読んでもらい再度必要かを考えて欲しいと思います。

そんなとこで今回は座らない生活のメリット・座ることによるデメリットについて解説します。
最初に紹介しておくと以下の3点です。

①時間のロス ②肥満 ③頭の働き

1 座ると時間を無駄にする

ソファのような快適な家具を置かないようにした方が良い第1の理由は時間効率の問題です。
冒頭で書いたみたいにTVや映画、スマホでネットサーフィンする時にはすごい快適ですが、一方で問題もあります。
すっかりソファに根を生やしてしまって、やるべきことがあるのになかなか立ち上がれない
大して興味のない番組をダラ観したり、スマホ・PCで意味もなくネットサーフィンしたり何かと理由がついてしまう(ような気がする)。
こうしてやるべきことや睡眠に充てられたはずの貴重な時間を大して意味もない時間にしてしまいやすいのです。

多くのTV番組はTVerというスマホアプリで隙間時間に観れてしまいます。
最近ではアマゾンプライムやネットフリックスなどのストリーミングサービスを契約してる人も多いでしょう。
YouTubeも含めそれらもスマホで視聴が可能です。

つまり家事や身支度など、立ってする作業の傍らでスマホ片手に観られるってこと。
ソファに座って観るべきものはほとんどなく、ソファは有効な時間よりも無駄な時間を過ごす割合が大きいと言えます。

2 座る時間が長いほど太る

ぼくは筋トレなど日常的に身体を動かす習慣があるので、あえてダイエットを意識する必要は特にありません。
と思っていましたが、運動する人もあながち無関係とは言えない事情がありました。
日常的に運動している人でも座る時間が長いほど、運動の効果が下がるっていう興味深い研究があるのです。
あまりに座る時間が長いと運動の効果が出ないどころか、逆に運動してても太るってこともあると言います。

ホワイトカラーは、平日の日中ほとんどの時間をデスクワークで座りっぱなしってのもザラでしょう。
その時点でかなり運動効果が下がってしまっていると言えます。
さらに家でもソファに座ってばっかだったら、もうだらしない身体になるのも当然というわけです。

逆に立って作業をすることで、消費するカロリーが座っている場合の2倍にもなるという試算もあります。
日ごろ運動をしない人でも、座りっぱなしの習慣を立ち中心の生活に切り替えるだけで痩せやすくなるかもしれません。

家で全く座らないという極端な生活まで行かなくてもOKなので、せめて定期的に立ち上がるのを習慣にしましょう
ダイエットや健康なんかに全く興味がないという人もいるでしょうが、そういう人でもやはり座りっぱなしは問題です。
その点について次の項目で解説します。

3 座らないことで頭が良くなる

立ち中心の生活が脳の活性に有効な理由は大きく分けると以下の2点です。

①血流 ②呼吸

脳の活動には十分な量の糖と酸素が欠かせません。
そしてこれら2つはどちらも血流によって脳に届けられます。
つまり血流を良くすることが脳機能の活性化に繋がるということです。

現代人は血行不良を抱えてる人が多いですが中でも大きな原因が、下半身にあります。
帰宅後に脚の浮腫みが酷いオフィスワーカーは多いと思いますが、これは座ってる時間が長過ぎて下半身のリンパや血行が滞っていることが原因です。

特にふくらはぎの筋肉は第二の心臓と呼ばれており、下半身からの戻りの血流を加速するポンプの役割を果たします。
長時間の座り姿勢の継続はこの筋肉の活性を下げるので、頭を働かせるのには不向きです。
多くの人が悩む集中力・注意力を維持する意味でも立って作業することは有効になります。

ふくらはぎの筋肉の活性が落ちると下肢動脈瘤の原因にもなるよ。どんな症状か気になる人は画像検索してみー

もう1つ重要な要素が呼吸で、いくら血行が良くても酸素が十分に取り込まれてなければ脳は活性化しません。
座り姿勢は猫背で呼吸を浅くしてしまうので、この点でも脳の活動にマイナスです。
姿勢の歪みはあらゆるところに悪影響を及ぼすので、作業や仕事に関係なく日頃から気を付けておきたいですね。

因みに立ち中心の生活はカロリー消費量が多いと解説しましたが、このスムーズなカロリー消費は脳の萎縮を予防する点でも重要になります。

4 座らない生活の実態

実家や友達の家など、リビングにソファがある生活が当たり前になってる人も多いんじゃないでしょうか?
なので、ソファやイスの無い生活が実感を持って想像できない人も多いと思います。
そこで最後に一般的な日常生活をどのように熟すのか、参考までに最後に紹介しましょう。
案外やっていけるもんですよ。

4-1 ご飯を食べるとき

センターテーブルやローテーブルさえあれば、床に直に座って食事を摂ることは出来ます。
ただ基本的に食事は1人だし、座るデメリット、リビングまで食事を運ぶ手間を考えるとわざわざテーブルまで行く必要もありません。
なのでぼくの場合はキッチンでそのまま立って食事をすることが多いです。
もちろん手元のスマホでTVerやYouTubeなどで動画を視聴しながら。

行儀はあんまり良くないし、食事くらいゆっくり落ち着いてってのも分かります。
しかしどうせ1人だし誰に見られるでもないだろうって思えば、効率がいいこととして割り切れるものです。
「立って食事せよ」と言うつもりはありませんが、食卓について食事を摂るのが絶対ではないと、自分の常識を修正してみる余地はあると思います。

4-2 勉強とか仕事とか

食事はさておき、勉強やPC作業は何となく、床ではなく机と椅子みたいなイメージが強いんじゃないでしょうか?
あんまり部屋にものを置くのも好きじゃないから勉強(PC)机みたいなものはありません。

ではどうやって勉強・読書・PC作業をしているかというと、スタンディングデスクです。
厳密にはそれをわざわざ買うコストも惜しかったので、棚の上面を机代わりに立って作業しています。

「疲れない?」ってよく聞かれるけど意外と大丈夫なものです。
とは言えずっと立ってると疲れてきます。だからこそダラダラしないで作業が速く終わるという効率化の側面もあります。

基本はスタンディングデスクで作業しますが、サッと移動して作業環境を変えられるっていうのも意外と優れたポイントです。
というのも人間の集中力は環境に紐づけられるからで、場所を変えることで集中力をリセットできるという効果もあります。

4-3 たまに立つだけでもOK

ただ座り姿勢での作業・勉強に慣れてる人にとって、立ち仕事の継続は疲労を感じるかもしれません。
単なる慣れの問題なのですが、慣れるまでは作業の合間に意識的に立ち上がって歩くくらいでもOKです。
何かのキッカケで定期的に立ち上がる習慣を身に付けていきましょう。

テレビ視聴中にCMに入る度に立つとかね

ポモドーロテクニックのインターバルで何をしたらいいか分からないという場合は、とりあえず立ちましょう。
ただ立つだけでもずっと座っているよりマシですが、効果を最大にしたかったらかかとの上げ下げのエクササイズ(カーフレイズ)を10回くらい入れるのがオススメです。

個人的にはずっと立ってる方がオススメだけどね!

まとめ

座らない生活のススメというテーマで解説しました。
座ることで時間を無駄遣いしたり、太りやすくなったりと様々なデメリットがあります。

完全に余談ですが、ソファやイスは場所を取るので部屋が狭く感じたり、掃除しにくくなるというのもデメリットです。
逆にあることでインテリアコーディネートを楽しめたり、一家団欒の場になったりとメリットもあるでしょう。
これらを天秤にかけた結果、どちらを優先するかは個人の価値観しだいだと思います。

ちなみに座らない生活を選択したからと言って、ソファを家に置いてないわけじゃありません。
完全にダメになってしまう心配がないという人はもちろん置いてもOKだと思います。
ぼくはデメリットの部分を強く認識した上で、根が生えることがないと確信したので置きました。
日中はスタンディングデスクで作業し、夜ソファで小説を読んだり映画を観たりといった感じです。

既に家にソファやイスがある人もここで紹介したメリット・デメリットを認識し、付き合い方を少しずつ見直していけば良いと思います。
まずは定期的に立って歩く習慣をつけることから始めてみましょう。
てなとこで。