朝は読書から始めた方がいい理由|集中力の上げ方

作業に集中したいのになかなかできないことって結構ありますよね?
環境を整えたりサプリメントを摂ったりと様々な工夫をしているのに集中できない。
そんな悩みを抱えている人は、タスクの順番が問題かもしれません。
このページでは作業への集中に関係する人間の心理特性を紹介し、それを利用してどのように対策すればいいのかを解説します。
読書から始める
1日に色んなタスクがあって、その中に読書があるならここから手を付けることをおススメします。
理由は以下の2点です。
エンジンを温める
人間の集中力は車のエンジンに似ていて、少しずつ高まっていくという性質があるので、いきなりフルスロットルで働くことは出来ません。
作業をしている内に徐々に集中力が高まりノッてくるので、最初に簡単な作業でエンジンを温める行程が必要なのです。
この性質を作業興奮と言います。
読書は基本的にインプット作業であり読むだけで進んでいくので、開始早々の作業として非常に適しています。
この点小難しい参考書などは適していないので、出来るだけ簡単な読み物にしましょう。
インプットは朝
寝る前に読書をする人は結構多くいます。
寝る直前までスマホでゲームやネットサーフィンで脳を興奮させてしまうよりはマシですが、読書もれっきとした情報です。
新しい情報はノルアドレナリンの分泌を促してしまうので、寝付きにくくなりかつ睡眠の質を低下させてしまいます。
さらに情報のインプットは頭がクリアな状態が適しているので、2つの理由から読書をするなら朝が最適。
作業興奮だけなら簡単なタスクであれば何でもOKですが、読書がタスクにあるなら一番最初に持ってくるべきです。
アイビーリーメソッドの見直し
アイビーリーメソッドはスケジューリングの方法を解説したページでシンプルなタスク管理の方法としてモノです。
その日に片付けるべきタスクを優先順位で5位までリストアップし、1位から熟していくというもの。
全てが終わらなくても最優先のタスクが片付いたという安心感から自己嫌悪に陥るリスクがないということと、手当たり次第に仕事を進めてしまう人の進捗管理に有効な手段です。
しかし最優先の課題は難易度が高いものであることがほとんどで、そこから手を付けるというのはエンジンをかけていきなり時速100㎞で車を走らせようとするのと同じこと。
どう考えても耐えられません。
そのためアイビーリーメソッドにも見直しが必要で、具体的には2つの方法が考えられます。
0番目のタスク
1位のタスクの前に簡単なタスクを0番目として準備して、そこから手を付けるというものです。
仕事ならメールチェックや書類の整理など、家での作業なら家計簿をつけたり溜まった郵便物の整理などでもいいでしょう。
もちろん最初に紹介した読書から入るというのもOKです。
いずれにしても自分がタスクの集中力を高められるルーティン的な動きを作っていくようにしましょう。
最優先の課題の分割
どうしても0番目に適したタスクが見つからないという人は視点を変えて、タスクの分割がオススメです。
例えば「単にブログを書く」というタスクでも、キーワード選定から記事の装飾まで様々な行程があります。
中でもキーワード選定や競合サイトの調査などは受動性が高く、比較的気軽な作業です。
他にもイメージ画像を探したり、装飾なども単調でハードルの低い作業と言えます。
構成案の作成や本文の執筆のような能動性の高い作業から入るのは難しいので、その日の作業の冒頭に軽い作業が来るようにスケジューリングしておけば、作業興奮を利用してパフォーマンスを最高調にできることでしょう。
集中したい時の注意
集中するための方法を紹介しましたが、人間の集中力は非常に不安定なもので簡単に揺らいでしまいます。
もともと自然界では目の前のことに集中することがリスクだったので、その環境で進化した生き物には当然の性質です。
外敵に襲われる直前まで気付かなければ食べられちゃうからね
なので集中したと思ったらすぐに別のことが浮かんできますが、それに流れてしまうと折角作った集中力が台無しに。
メタ認知を鍛える
他のことに意識が奪われそうになってもメタ認知が上手くなると抗う余裕が生まれます。
この抵抗がメンタルと集中力をさらに鍛えることにも繋がるので、瞑想で自制心とメタ認知を鍛えることも重要です。
紙でメモ
また誘惑だけでなくアイデアが浮かんでくることもあります。
メモの重要性は以前に以下のページで解説した通りで、その時にメモしなくてはいけません。
メモの手段としてEvernoteをオススメしていますが、作業中はNG。
メモのためと思っても、いったんスマホを開いてしまうと「ついでにLINEも」なんてことにほぼ確実になります。
それでは集中力も何もあったものではありません。
作業中は紙とペンを手元に置いて、何か浮かんだらサッと書き留めて元の作業に戻りましょう。
まとめ
集中力をトップまで持っていくための方法についてでした。
どうしても集中できないという人は、その日の難解な最重要課題から取り組んでしまっていたことが原因かもしれません。
なるべく簡単な作業で軌道に乗せてから本丸に突入しましょう。
また集中力は簡単に崩れてしまいやすいことを肝に銘じて、集中力を妨げるものが周りに極力ないクリアな環境を整えることも重要です。
スマホが机上にあるなんて最悪なので、本題とメモ帳とペン以外は何も置かないくらいの気持ちで。
てなとこで。
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